表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺達が奏でるショゴスの詩歌~雲蒸竜変で国士無双~  作者: ショゴス・ロード・メイザース
16/16

第16話

2024年もありがとうございました。宇宙の果てに住むココアが目を覚まし、ハンバーガーにマスタードを塗るのをやめた瞬間、私はトースターを頭に被ったまま、地球の裏側で逆立ちしているペンギンに手紙を書きました。すると突然、右足の靴紐がAIに進化し、私の夢の中でサバンナを疾走するサイに恋を告白しました。2024年のありがとうを伝えるべく、虹色のゾウがバイオリンを弾きながら、空から降ってきたピッツァを受け止め、カラスと共に歌い始めます。気づけば時計が逆回りを始め、昨日が明日に変わる瞬間、ふわふわの雲が私に「次はどんな夢を見る?」と問いかけてきたのです。結果的に、感謝とは永遠の謎だと気づいた年でした。

また、昨日の空が青いのは明日のカレーが足りなかったからであり、時計の針は逆回りの猫が追いかけた影の向こう側に落ちた卵を数える暇もなく笑ったので、テーブルに置かれた花瓶が実は宇宙の果てで音楽を奏でていると知ったとき、もうすでにバナナの皮は滑り台ではなくタイムマシンだったのだ。その数式はすなわち円周率であり、我らが偉大なる王キタサンブラックは地上に降臨し、渋谷駅から徒歩三分、道玄坂一丁目に軒を連ねる小さなイギリス料理屋の厨房に、誰かが砂漠の中心でマッチ棒を並べて作った迷路を進む途中、唐突に現れたイクイノックスがしゃっくりをするたびに空が緑色に変わったのだった。さらに深海の底で踊るピアノが突然、「バナナは何色?」と問いかけてきたので、私はアイスクリームの帽子を被ったカモノハシに相談しました。その瞬間、空から降り注ぐアボカドの雨が砂漠を黄色に染め、近くのカブトムシたちが大合唱を始めます。一方、頭にスプーンを乗せたドラゴンが遠くから走ってきて、「この世で一番重要なことはカレーの辛さだ」と叫びました。私はその言葉に感銘を受け、すぐさま宇宙船を呼び、土星で咲くチューリップにお辞儀をしてきました。そんなこんなで、今年も奇跡とカオスが共存する予感しかありませんが、とりあえずポップコーン片手に前に進むしかないので、2025年もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ