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魔女の恩返し~正体を知られた以上、あなたを生かしてはおけません。結婚してもらいますっ!~

その日、男は密猟の罠にかかっていた鶴を助けた。

「ほれ、もうSNSの安易な罠に引っかかるんじゃないぞ。ネット上の甘い誘いは120%嘘なんだからな」

そう諭す男の言葉には重みが感じられた。成る程、こいつも今まで結構引っかかったクチなのか。


そしてその晩、男が一人寂しくネットのエロサイトを巡回していると、ちょっと色白でちんまい女の子が男の部屋を訪ねて来てこう言った。


「私は昼間、あなたに助けて貰った鶴に化けていた魔法使いです。お礼としてお嫁さんになってあげるから娶りなさいっ!私結構稼ぎはいいからっ!もしも断ると言うのなら、私の正体を知った以上あなたを生かしてはおけません。さぁ、決断なさい!」

いや、魔法使いよ。後半は脅しになっていないか?何ゆえそこまで固執する?別段その男はそんなにかっこ良くは見えないんだが?


しかしこんな突然の出来事にも関わらず、何故か男は魔法使いの申し出を喜んで了承した。

いや、男よ。お前今までネット上でこうゆうケースを何度も経験しているだろうに何故?


とは言え、些か強引ではあったが男は善意で助けたはずの鶴・・、に化けていた結構働き者の魔女を女房として娶りそれなりに幸せにくらしたとさ。


成る程、これが逆シンデレラというやつか。


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