表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

茜空

作者: さち

少し仕事が早く終わった帰り道。

いつもは真っ暗な道を慌てて家へ向かうので、実は下ばかり見ていた事に気づく。


ふと立ち止まり久しぶりに空を見上げた…。

まだほんのり明るいけれどこれから夜に向かってゆく茜に染まった空を見上げてその美しさに言葉を失った。



あぁ。この世界はなんて綺麗なんだろうか。

心が洗われるようだと思った。




貴方の顔が浮かんだ。


「…会いたいな。」


小さく漏れていた自分の声に胸がドキリと跳ねる。

やっぱり好きなんだな…と実感する。



こんなにも綺麗な空を貴方と見られないなんて。

いつか二人で並んで歩きながらこんな空を見上げてみたい。


そんな日が来るのかな?

たぶん…きっと…




『…貴方が運命の人ならいいのにな。』

なんて柄にもなくそんな事を願ってしまう程、綺麗な空だった。


さぁ、帰ろう。

きっと明日も晴れるから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 詩的で素敵な掌編ですね。 秋晴れの空綺麗です。
2021/10/11 13:01 退会済み
管理
[良い点] 小さく漏れていた自分の声に胸がドキリと跳ねる この部分が、とても彼女のこころの声が、思わず口に出てしまった。 自分でも、少しびっくりしている感じがとても良いと思いました。 素敵な作品を…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ