設定(見なくても問題ない、ネタバレなし部分)
ここで書かれているのは設定です。
読まなくとも構いません。
ゆっくり更新していきますが、更新部分を分けるため最後に追加する予定です。
世界の呼び方【カルデア】
本来、世界の呼び名とは使う言葉によって様々なネーミングを持つもの。
例えばとある世界では『地球』っと呼ばれる星がある。でも其れはその星が球体だと判明してから付いた名前
そしてその地球には他に『The Earth』などの名前があるし、それらの言葉としての意味は実際のところ同じとは限らない。
その上、その地球の示すものとはその星でしかなく、地球の居る世界の人々は自分の居る世界を単純に『世界』と呼ぶ。
結局のところ、それが世界を意味する言葉であればそれでよし
とは言え異世界の存在が示された以上、この物語の舞台である世界の人々は自分の居る世界を『この世界』と呼ぶ時もある。
地球での新歴史主義の理論によると、言葉の変化が権力などの変化を映すとされている。
勇者たちの影響が大きくなったら『この世界』と言う呼び名がもっと使われるようになるか、もしかすると勇者によって名をつけられるかも知りません
ですが、ごちゃ混ぜにしないために上記を裏設定とし、物語の舞台に『カルデア』と言う名前を付ける。この名前はこの世界の形によるものです。
世界の形
カルデアの世界は一つの箱庭。円筒形の世界、人々は円筒の内側に生きており、太陽、月そして星々は円筒の軸付近を真っ直ぐ進行する。
それらの光は円筒の内壁、つまり大地の魔力と反発し、太陽に遠いところでは光が届かない。それが日夜を作っている。
反発した光が柱を作っており、途轍もないエネルギーを秘めている。だから空高く飛ぼうとすると恐ろしい熱に焼かれてしまう。
四季は太陽のマナによって変わり、全世界の季節は一緒。
寒い地域とは大地のマナが濃いところであり、地方の龍脈による地方季節も存在する。
世界の形のために地球とは違い、高い所が寒いとは限らない。
そして円筒の両側は時空が歪めており、繋がっている。その歪みのせいで両側の大地がアップリフトし、平均標高20000メートル、最高23000メートルぐらいの山脈『世界の壁』が出来上がった。山脈の隣は逆にカルデア最も深い海溝『グランドトレンチ』が出来上がった。世界の壁とグランドトレンチではマナの異常により様々な異常現象が発生し、超えられたことは歴史上でもごくわずか。
五つの大陸が構成した世界。
【五つの大陸】
カルデアは五つの大陸によって構成される:
大きさ順では:
東の大陸
暗黒凍土
西の大陸
世界の壁
中南大陸
となる
【東の大陸】
世界の東にある大陸。七千万平方キロメートル以上の大きさを持つ最大の大陸。
総人口20億超え。
天龍帝国、北西国家連盟と魔導王国の三大勢力のよる三つ巴。
【中南大陸】
何をもって南とするか、それは天龍帝国の首都『天楽城』を中心とし、それより南180度以内なら南としたからだ。
つまり中南大陸とは天楽城より南、そして東西的には真ん中あたりの大陸。未開の地が多く、獣人が多く住む大陸。
【暗黒凍土】
中南大陸の北側にある大陸、闇のマナによって光が届きづらいせいで年中凍っており、また危険度的には世界の壁に次ぐ。
魔人族の縄張りである。
【西の大陸】
西の大陸はカルデア暦2317年、東の大陸の冒険者によって見つかった。
多くの財宝が隠されているため、全ての国に狙われている。原住民はドワーフなど。でも虐殺や隷属などによって今や殆ど見つからない。
天龍帝国は西の大陸の発見に危機感を覚えて近代戦争を始めた。
ここで見つかった最も大事な資源は【魔晶石】、世界のエネルギー構造を変える特別なエネルギー源である。
【光の柱(ソラの柱)】
太陽の光が大地に反発し、柱のような形に制限された姿。
大地の熱放射も最終的にはソラの柱に合流し、カルデアの温度を調整する役割も持っている。
地上では反発により目視出来ない。
でも秘めたるエネルギーは極大であり、中心に近づく程密度が上がる。光のエネルギーの密度が最も高い所では10^10W/(m^2)以上、つまり地球のある世界での太陽表面の光の強さの百倍以上であり、一瞬にしていかなるものをも灰にできる。
【世界の壁】
カルデアの両端にある巨大な山脈であり、大陸でもある。
そのトップの部分はソラの柱に接触しており、マグマになって下に流れゆく。
それと同時にマナの歪みによりアップリフトが続いている。
この二つの現象が同時に発生し、山脈の形が恐ろしい速度で変わりゆく。
そのため、夏の部分は低く、冬の部分が高いが、山脈の上半はマグマの地獄。
そして山脈の下はと言うと光の反発が強く、麓は平均温度‐150℃以下。
更にマナによって生まれる様々な魔物とダンジョンから出て来る魔物たち
正に地獄。
【天龍帝国】
東の大陸の三割を納める世界最大にして最強国。カルデア暦2370年初の人口は7億ぐらい。主な国民は天龍人と呼ばれる人族の最も大きな民族、国教は天龍教。
人族は増やしやすいから覇権のために生贄とかの邪法の使用を躊躇ことがない。ヤバイ国。
帝王ギルガルド・K・ドラグーンは『天龍の御子』と呼ばれている。1580年生まれで八百歳ぐらい。超越者の一人で化け物。
西の大陸への航海ルートが無いせいで覇権を失いつつある。
信仰を集めることによって中央の皇族の力が大きくなる。
最強戦力は先祖返りの竜人騎士団
【魔導王国・マルク】
東の大陸のナンバーツー。カルデア暦2370年初の人口は2.5億ぐらい。主な国民はエルフ、でも二千万ぐらい。しかない。西の大陸からドワーフの奴隷と中南大陸の獣人の奴隷をかなり集めた。
エルフ優勢の国で、人族と魔人族は普通。その他の多くの種族は差別対象で殆ど奴隷。
平均一人のエルフが十人の奴隷を持つヤバイ国。
国王はハイエルフの王族、最強戦力は元帥の『大賢者』ヘンリー・K・マルク。830年生まれで千五百歳以上。超越者の一人で化け物。
王族の苗字は『・K・マルク』
最強戦力はハイエルフの武装魔導隊
【第一次大陸戦争】
カルデア暦2322年、天龍帝国が西の大陸の権力を巡って第一次大陸戦争を始めた。進軍ははじめこそ順調なものの、北西の諸国が連盟を結ぶことによって一時停滞。その隙、大陸西南のマルク王国が西の大陸で多大なる収穫を得て西南部統一を遂げる。
2341年、マルク王国が魔導王国へ改名、天龍帝国へ進軍。
2342年、天龍帝国が停戦を申し込み、しかし拒否された。
2342年11月、天龍帝国帝王にして最大戦力『天龍の御子』、魔導王国元帥にして最大戦力『大賢者』最前線へ
2342年12月、三大勢力の総力戦、超越者二人の争いによって天地異変が引き起こされ、二人以外のすべての兵士が消滅し、両者共に大きな怪我を負って撤退。この事件は後々『大消滅』と呼ばれる。
2342年12月30日、停戦協定が結ばれた。
超越者の力が大きく、北西連盟のみ多大なる補償金を支払うことになる。
しかしながら天龍帝国は多くの兵士を失いながら、終ぞ西の大陸へのルートを作れず仕舞いのため、魔導王国の勝利と言えるでしょう。
【ギルガルド・K・ドラグーン】 1580年1月1日生まれ
『天龍の御子』と呼ばれている。1580年生まれで八百歳ぐらい。超越者の一人で化け物。
現人神であり、信仰によって力が増える。
外表は20歳のイケメンに龍のパーツを足した感じ。
ワイルドイケメンで程よいマッスル、赤と黄色の混じった髪は熱さと神聖感を併せ持つ。
【ヘンリー・K・マルク】830年6月生まれ
『大賢者』と呼ばれているエージェントエルフ。830年生まれで千五百歳以上。超越者の一人で化け物。
神の領域に至りし者、理を歪める権限を持つ。
外表は25歳のイケメンにエルフ耳、でも自慢の顔に火傷の痕が少し、大消滅の時の傷跡。
知的でクール、でも実は頭が賢者と呼べる程じゃない。金色の長髪は魔力によってキラキラして美しいとすら言える。
【天の儀】
天龍帝国の官僚選考体系。
様々な科目があり、合格した科目は五年の間有効。
なりたい職に対応する条件を満たせば6月1日、皇帝に謁見する。それによって六等貴族となり、『F・○○○』の苗字を得る。
その後、合格した職に会った位置へ分配される。騎士などに合格した場合、大体翌日には就任地や所属が決まり、7日1日を持って正式に就任する。
【覚醒】
カルデアで一人が産まれた時、魂はあとから体に入る。その為魂と現世の繋がりが弱く、魔力や闘気などの力をちゃんと操ることができない。魂が世界に個体としてちゃんと認識されることを覚醒と呼ぶ。
天龍帝国では国家単位で覚醒の儀を執り行い、すべての国民の魂を認識させる。
北西国家連盟や小国などではお金を払って行う小規模の儀式で一部の恵まれた者しか覚醒できない。
また、自分で覚醒まで至る方法も存在する。そういう者達は総じて強く、その為北西国家連盟での覚醒者の質は高い。でも数があまりにも少なく、覚醒者の間で積み重ねる魔法やアーツなどの技術は劣っている。