最近なろう小説で「そう、」を見ると、なんかイラっとする。
「それはなんだ……!?」
「ふふふ……お前らにはわからないだろうな」
そう、これは日本では当たり前のようにある、アレだ!
○ ○ ○ ○ ○
この窮地に現れたのは――
そう、言わずと知れた、彼だった。
○ ○ ○ ○ ○
最近こういう文章を見ると、イラっとするようになりました。
いわゆるテンプレ作品を見ると、よく見かける気がするんですが。自分の気のせいでしょうか?
日本語の品詞としては、感動詞として使われている場合だと思われます。
要するに独立した意味を持ち、話し言葉としてはよく使われますが、文章にすればあまり使われない言葉です。
「あぁ」とか「おぉ」とか「うん」とか「Ah」とか「Uh」とか。実は「よいしょ」とか「もしもし」とか挨拶もこれに含まれますが。
○ ○ ○ ○ ○
【そう-感動詞】
①驚きや疑念をあらわす。
「ここが入り口だと思うんだけど」「そう?」
②軽い肯定や、単なる間の手として使う。
「そう、確かにね」
(出典:Wiktionary そう)
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クエスションマークをつけて、疑念を表している場合は、なんとも思いません。
でも文章冒頭で句読点がついてると、イラっとするのです。
だって「そう、」「そう。」の後に続く文章って、もったいぶってる内容だから。
「もったいぶってる内容はスゲーことなんだぞ。これから説明するから耳かっぽじって聞きやがれいや文章だから目ぇひん剥いて見やがれよ」と主人公ないし作者が強調しているようにしか思えない。(偏見含む)
もったいぶられると、聞く側は苦痛になるんですよ……
単純に面倒くさい。
更に言うと。
大したことでもないことを大きく見せようとする意図が?
望み通りの相手の反応を期待している意図が?
なーんか上から目線的な?
「すごい」って言って欲しいみたいな?
そんな感情を感じてしまう。
被害妄想?
そう言われたら否定はできません。
でも「日常生活で使わないだろ?」とは言いたいです。
それこそセールストークか演説みたいな、もったいつけるのがお決まりのような喋りでもしない限りは。
作者さんとしては、別にイラっとさせるために書いてるわけじゃないのは、理解してますよ?
あまり意味がない、単なる合いの手のつもりで書いてるんだろうってことぐらい、想像つきますよ?
でも読んでてイラっとする。
なぜ? 自分が歳取ったせい?
世間の荒波に揉まれて地盤が侵食され、心が狭くなったのではないと信じたい。