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世界平和を買わないか?

作者: Cカムカム

今度続き物で書いてみようと思ってる話です、今回は短編です

「この!!なんで私がこんな最前線に!!」

ーーーーーーーー

 ある世界、人間と魔族は120年もの間戦争をしていた、その原因は【魔族】と【魔物】を混同した人間が原因であった、魔物が人間の国に進出して、それを魔族のせいにしたのが始まりだ、魔物とは動物のようなもので知性はなく、ただの動物にすぎないのだが、人間には違いがわからなかったらしい、しかし、もはや戦争で儲けを出しているがゆえ、やめる気がない戦争へと変化していた。

ーーーーーーーー

「おい、ゲルト、、、なぜ我らはこんなに戦争をしなければならないのだろうな、、、」

魔王、サタンは120年の戦争をよしとしていない、しかし人間も強く、終わらせられないでいた

「サタン様、もはや戦争を求むものが多すぎ、やめる気がないもののせいで終わりは見えません」

「そうだ!!ゲルト!!お前少しなんとかしてこい!!」

「!?何言ってるんですかサタン様!!」

まてまてまて!!意味がわからないぞ!!

「お前ならできる、我らが魔王軍の女参謀!頭いいし!」

「無理ですよ!?」

「減給するぞ!!」

「!?ひどい!!」

ーーーーーーーー

かくして私、ゲルト・トートはなぜか戦争の最前線に立たされている

「この!!なんで私がこんな最前線に!!」

私はサタン様の命令で今、人間と魔族の戦争のまっただにいる、頑張ってお役所になったのに、、、

戦争とはいえ、同士である魔族が次々死んでいくさまは悲しいものである

「ゲルト様!前線押されてます!!」

「魔法で敵の後衛を焼き払いなさい!人間は魔法がほぼ使えません!後衛さえ抑えればこちらに勝機はあります!」

本当は勝機などない、人間は圧倒的物量で確実に勝つだろう、戦争を終結させる一番の近道は降伏しかないだろうな、、、

「全軍撤退!!これ以上は損害を増やすだけだ!!」

魔族軍が撤退すると即座に人間群が入り込んできた、私はあえて残り捕虜になった、潜入調査である、人間軍はどんな事をするのかを見る

「いやぁやめて!!」

「黙れ!!こっちこい!」

女子供が蹂躙されていく、男は殺され、女は首輪、子供は売られる、敗戦地らしいひどい光景だ

「おら!そこの女!テメエこっちコイ!!」

「分かりました」

私も首輪をつけられ、宿に入れられる、女はそこに固められ犯されるのだ。。。

「は、魔族の女なんか抱いたら病気になりそうだな!」

「はははh」

下品な奴らだ、そう思い周りを見ると一人アザだらけで拘束されている少女が居た、ここまではわかるが、、、

「あれ人間だよな?」

「あ?ああこれか、こいつは勇者だよ、女勇者!ははは、タダの兵機だこんなもの!」

勇者、それは圧倒的魔力、と圧倒的攻撃力で魔族を葬る人間の最終兵力、それがこんな扱いなのは何故なのだろうか

「は、今からこの勇者をボコボコするから、それ終わったら全員わかってるな?」

ひどいものだ、勇者が居なければとうの昔に蹂躙されているのに、この扱い、勇者は耐えているのか、事情があるのだろうか

「、、、私殴られたら、この人達殺さないんだよね?」

「そうだって言ってんだろこのクズ!まあ殺す以外はするけどな」

、、、ああそういうことか、そうか、、、私は魔力がない、少しもないし魔法も使えない、しかしある術式を使えば彼女を助け、この人間どもを排除できる、しかし、、、、人間の勇者をたすけるなんて

[ガン、ドン]

「ははは!おれもっと泣け!!」

「ごめんなさいっだ、、誰か助けて」

。。。助けない訳にはいかないじゃないか、そこで殴られ、助けを求めているのだ、もう助けないわけにはいかない、ここで助けなければ、人間と一緒だ!

「金よ舞え!!月給奉納!」

私の周りに金が飛び散り、地面に触れると光になって消えていく。

「!?何やってるんだこのあま!!」

[ドカン!!]

掴みかかってきた男は数百m飛んでいった、私が殴ったのだ。

「!?なんだこいつ!化け物か!」

「私の能力だよ、お前ら覚悟すれよ?私の貴重な財産叩いて殴ってやるからな!!」

 私の能力は、金を通過として力を買う能力だ、魔界の戦闘員の時給は約銀貨300枚、私は銀貨300を支払うことで戦闘員の平均戦闘能力を1時間自分に上乗せできる

「銀貨19万2千!私の月給だ!!受け取れよクズども!!!」

ーーーーーーーーー

人間の兵を蹂躙すると、捕まっていた捕虜たちが泣き出した

「助かった!ありがとう!」

私の月給は泡になった、、、

「あ、、、ありがとうございます」

アザだらけの勇者が礼を言ってきた

「なんでやり返さない?お前ならできるだろ」

「そうしたら皆さんに被害が出ます、私は、、、人殺しなんて好きじゃないです、必要以上に死んで欲しくなくって、、それ、それうわぁぁぁぁぁぁぁ」

勇者が泣き出した、まるで子供のように泣き崩れた

「どうした?」

「もう戦争なんて嫌なんです、いくら殺しても終わらないじゃないですか!」

「戦争は嫌いか?」

「はい!」

勇者が戦争嫌い、、少しだがこの戦争に終止符を打つめどがたった

「勇者、少し平和を買ってみないか?」

「買う?」

「私は力を買う能力があるんだ、それゆえに金が全てだと思ってる、私は君に平和を売ってあげれると思っているのだよ」

「いくら、、、いくらですか?」

「君の労働、10年分だ、そうすれば平和を売ってあげよう」

「どういうことですか?」

「私と一緒に戦争を終わらせようじゃないか!!無論これからたくさん殺すことになるだろう!しかし、私は10年、10年で平和を実現させてやる!どうだ、平和、買うかね?」

「10年で平和になるんですか?

「ああそうだ!君の労働があれば10年でこの戦争終わらせてみせよう!」

「、、分かりました、貴女に10年間雇われます!平和を望みます!」

かくして私と勇者は世界を救うため、ひとつ前に踏み出した、私たちはこれから平和を作る

読んでいただきありがとうございました!

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