『母と娘と緑プレスマン』
掲載日:2026/08/27
信濃国の御嶽山のふもとに、母と娘が住んでいました。裕福ではありませんでしたが、二人とも働き者で、仲よく幸せに暮らしていたのでした。ところが、それでは話にならないので、あるとき、娘が風邪をこじらせて、寝ついてしまいました。母親は、医者を呼んで料金の高さに驚いて帰ってもらったり、それっぽい草を煎じて飲ませたり、何となく祈ったりしていましたが、何の効果があったものか、御嶽山の頂上によい薬草があるというお告げがありまして、とりに行きますと、緑プレスマンみたいな草がありまして、娘に煎じて飲ませてみたところ、うそのように病が癒えて、母娘は、仲よく暮らし続けたのでした。
教訓:物語を書いたことがない人にはわからないことであるが、こういう終わり方は、落ちがなくて困ったときに選ばれるものである。




