散る英雄
アスモナーヴァが放った大口径ビームは今まさに直下の街を焼こうとしていた。
「くっ!」
神人は咄嗟にシャイニングダイヤモンドホープでビームの前に立ちはだかる。
「うおおおお!!!!」
全力でシールドを張り耐えるシャイニングダイヤモンドホープ。
だがビームの威力は明らかにシールドの防御を上回っていた。
ドカン!ドォォン!
ビームを被弾しシャイニングダイヤモンドホープは損壊していく。
「持ちこたえろ!持ちこたえてくれシャイニングダイヤモンドホープ!!!」
シャイニングダイヤモンドホープは機体に大打撃を受けながらかろうじて凌ぎきった。しかし・・・。
ボォォン!
「きゃああ!」
「れいな!」
コクピットのれいなの側が爆発する。
「すまない、れいな・・・」
「いいえ先生・・・神人ならこうすると考えていました」
「シャイニングダイヤモンドホープのほぼ全機構停止、もう脱出も不可能か」
「神人・・・私の方こそ何もできず申し訳ありません・・・」
「だが希望家を託せる者はいる、ユフィに全てを伝えておいてよかった、彼女ならばこの戦いも生き延びてきっと未来を繋いでくれる」
「そうですね」
神人とれいなは微笑み合う。
「今まで尽くしてくれて本当にありがとう」
「こちらこそありがとうございます、そして心から愛しています神人」
「俺もだれいな」
二人はそっと唇を重ねる。
そして二人の想いを飲み込んでシャイニングダイヤモンドホープは爆散した。
戦いを終えたユフィは工房へと帰還した。
「先生!れいなさん!まだ誰も戻っていないのですか!?」
ユフィは工房を見回すが誰もいなかった。
「シフィ!シフィ!」
ユフィはシフィを呼ぶ。
「お疲れ様です、ユフィ」
「シフィ!」
ユフィの呼び掛けにようやく応えたシフィだったがユフィはその声色に違和感を感じる。
「シフィ?いったいどうしたんですか?」
ユフィはシフィに尋ねる。
「・・・ユフィ、あなたの機体以外の6機のガーディアンナイト全て信号途絶・・・爆散したものと思われます」
「え・・・、嘘ですよね!?」
ユフィはシフィに詰め寄る。
「残念ながら事実です」
「そ、そんな・・・」
ユフィは両膝を地につけ項垂れるのだった。




