機工兵激突
ザンバイン「ペスタルよ、機工兵を用いて希望家を襲撃するのだ、そして希望家を占拠するのだよいな?」
ペスタル「はっ、了解しました。」
ザンバインの部下であるペスタルは機工兵「リーバル」に乗って出撃する。
・・・機工兵、それはこの世界に一般流通している巨大機動兵器の総称である。重機の延長線上に当たる物から戦闘用まで様々なタイプが存在している。
そして希望家の前までやってきたペスタルはスピーカーで言い放つのであった。
ペスタル「希望家当主よ出てくるがいい、出てこねば今から機工兵を用いて無差別破壊を開始する」
ペスタルの脅迫を聞いた希望家の面々。
れいな「我々が撃って出ます」
出撃の態勢を取るドール達。
先生「いや、待て敵が機工兵で来たのならばこちらも機工兵を使う、パワーライザーを出すぞ」
れいな「まさか先生自らが出撃するのですか?」
先生「ああ、いかにフェザーセイヴァーとは言え巨大な機工兵とそのまま戦うのは危険だ」
れいな「私達を想ってくださるのですね・・・」
先生「ああ、おまえ達は俺にとって大切な存在だ、失うわけにはいかないからな」
はづき「先生・・・」
れいな「了解しました、パワーライザーを準備いたします先生どうかご武運を」
先生「ああ、任せてくれ」
そして先生はパワーライザーで出撃する。
・・・パワーライザー、それは機工兵としてはかなり小型の機体であった。
ペスタル「む・・・、貴様は希望家当主か、まさかそんな小型の機工兵で俺のリーバルとやりあおうと言うのか?」
先生「ふん、重機に毛が生えた程度のその機体ならばこいつで十分対処できる」
ペスタル「何だと?なめやがって!」
怒りに任せて先生のパワーライザーに襲い掛かるペスタルのリーバル。
先生「ここで戦うと街に被害が出る場所を変えさせてもらおうか」
何と小型であるにも関わらずパワーライザーはリーバルをがっちりと持ち上げ飛行を開始した。
ペスタル「ぐあっ!バカな何だこの機体のパワーは!」
そしてそのまま街から離れた何もない場所まで移動しパワーライザーはリーバルを放り投げた。
ズドドーーーーン!!!!
ペスタル「くっ、くそっ!こんな所まで運ばれてくるとは・・・」
先生「さぁ決着をつけようか」
ペスタル「ずたずたにしてやる!」
リーバルの手に装備されたドリルが回転しパワーライザーに向けて突進する。
先生「ふん、単調な攻撃だ」
パワーライザーは軽々とその攻撃をかわしそのままリーバルに対しキック、パンチ等の連撃を浴びせる。
ペスタル「ぐわわっ!まさかパワーも機動性も完全に向こうが上だと言うのか!?ち、ちくしょう!!!!」
ペスタルは脱出装置で脱出するがリーバルはパワーライザーの攻撃であえなく爆散するのであった。
ペスタル「くっ、くそっ覚えていろ!」
ペスタルは捨てゼリフを残して退散した。
先生「ふぅ、問題なく勝てたようだな」
安堵し帰投する先生であった。