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覆る戦況

「ふざけるなっ!ふざけるなぁぁぁぁっっっ!!!」

想定外の状況に聖羅は怒りつつ混乱する。

「落ち着いて聖羅、冷静に対処しなければ・・・」

はるかは聖羅を諭そうとするが・・・。

「うがぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」

聖羅ははるかの進言を全く聞き入れずアメジストアサシネイターでグレートダイヤモンドホープに挑みかかる。

「武装展開、ムーンストーンユニット!」

神人の叫びと共にグレートダイヤモンドホープの背面に翼状に設置されていた遠隔誘導攻撃端末が発射され展開する。

「うなっ!?」

ムーンストーンユニットにアメジストアサシネイターを包囲された事で聖羅は奇声をあげる。

「アメジストアサシネイターを爆破してしまわないように駆動系のみを破壊する!」

神人が言うとムーンストーンユニットは攻撃を開始する。

バシュシュシュシュン!!!!!

ドドガドドン!!!

ムーンストーンユニットの攻撃でアメジストアサシネイターの両腕が両足が貫かれ、動く為に必要な部分がピンポイントで壊されていく。

「うわぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」

圧倒的な物量の攻撃に聖羅はコクピットで体を抱えて怯える。

「くっ・・・ここまで戦闘力に差が・・・もはやこれまで・・・」

はるかは聖羅と共にアメジストアサシネイターから脱出する。

「ここまでだ」

脱出したはるか達を神人が待ち構えており、刀を突きつける。

「ガーディアンナイトの機体ダメージは乗り手にもフィードバックされる、もう戦う力は残っていないはずだ」

はるかは神人を睨みつける。

「聖羅を渡してもらおうか」

神人ははるかに凄む。

「聖羅を救う可能性を神童家の当主から聞いている」

はるかは驚愕の瞳を神人に向ける。

「神童家の当主・・・?」

「今回の聖羅の件は神童家の当主の主導ではなく分家筋だけの暴走だ、俺の話を信じてくれはるか」

神人ははるかを諭す。

「本当に・・・本当に聖羅を救う方法が・・・?」

安堵の表情を浮かべるはるかだがその瞬間・・・、はるかが抱えていた聖羅が突如としてはるかを弾き飛ばす。

「きゃあっ!」

遠くへ吹き飛ぶはるか。

「くくく・・・お兄ちゃん、お兄ちゃぁん・・・」

狂気の表情でふらふらと聖羅は神人に近づいてくるのだった。



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