兄と妹の再戦
「来たか、聖羅」
「はい、礼賢様」
部屋で向き合う聖羅と一人の男、彼の名は神童礼賢。神童家分家一派のリーダー格と言える人物である。
「今回は失敗したようだが、おまえは人間とドールの融合がうまく行った唯一の成功例、今後には期待しているぞ」
「はい、ありがとうございます」
聖羅は生気のない瞳で頷く。
「さて、では楽しい事をしようか」
聖羅は部屋の奥へと連れていかれる。
「あのじじい!聖羅の心だけでなく身体まで弄びやがって!」
みちるは憤慨していた。
「落ち着きなさい、みちる」
はるかはみちるを諭す。
「おまえは悔しくないのか!?こんな目に合わされている聖羅を見て!私が、私があの時助けられてさえいれば・・・」
「わかっています、でも今は耐えるしかないのです」
はるかもまた唇を噛んでいた。
それからしばらく経ったある日・・・
「直接こちらから攻め込むのですか?」
はるかが聖羅に問う。
「ええ、街を人質に取ればお兄ちゃんも出てきざるを得ないでしょう」
聖羅は冷笑を浮かべる。
「先生、ホープガーデンの外壁に聖羅様達が来ております」
シフィが神人に告げる。
「映像を」
「お兄ちゃん、私達はこれから街に攻撃を仕掛けるよぉ、それが嫌だったら出て来てもらえるかなぁ」
「先生・・・」
れいなが神人を見る。
「・・・行くしかないだろう」
神人達は聖羅達の待つ場所へ赴く。
「来たね、お兄ちゃん」
「聖羅・・・」
「今回はこれで行かせてもらうよ!来なさい!紫色の闇のガーディアンナイト!アメジストアサシネイター!!!」
聖羅の呼び掛けに応え機体が飛来する。
「アメジストアサシネイター・・・!聖羅達が有していたか」
聖羅とはるかが光の玉に包まれアメジストアサシネイターに収容される。
「申し訳ありません、死んでいただきます神人」
はるかが言うとアメジストアサシネイターは大鎌を掲げる。
「れいな、行くぞ」
「はい、先生!」
「来い!白き光のガーディアンナイト!ダイヤモンドホープ!」
呼び掛けに応え飛来したダイヤモンドホープに神人とれいなが搭乗する。
「さて、私達は邪魔にならないように場所を変えようか」
みちるは4姉妹に目配せする。




