謎の襲撃者と意外なる覚醒
「早く目を覚ましてね、しおん、あんな、さつき」
「それが妹達の名前か」
「緑色の子がしおん、青色の子があんな、桃色の子がさつきです」
「そうか妹達が大好きなんだな」
「はい、大好きです!」
「先生、何者かが現れる気配を感じます」
れいなが告げる。
「侵入者か・・・?」
彼が目を向けた先に空間の歪みができる、そしてそこから黒ずくめの2人組が姿を現した。
「空間転移か!?しかしこの工房には外部の者は転移できない仕組みを施していたはず・・・」
「くくっ、迂闊だったな・・・。」
男ははづきに目を向ける。
「希望家当主、貴様が拾った4体のドール・・・、そいつらにここに転移する為のポインターを仕込んでいたのよ」
「!!!」
はづきがたじろぐ。
「くくく・・・そして準備していたのはそれだけではない。見るがいい」
「それは・・・バトルフィールドクリエイターか・・・!」
「くくく・・・希望家当主ここが貴様の死に場所となる。」
「し、しまった!先生!!」
れいなが駆け寄ろうとするが時すでに遅く先生とはづき、侵入者Aがフィールドに取り込まれていく。
「は、入れない・・・!」
侵入者B「残念だったな希望家のドール、おまえの相手は私だ」
「初めから俺を殺す事が目的だったか」
「そ、そんな私達は何も・・・信じてください!」
先生ははづきの目を見る彼女が嘘をついているようには見えなかった。
「彼女は嘘をついていない・・・大方お前達があらかじめ彼女達を利用しポインターを仕込み、更にエネルギーユニットを破壊し工房前で行き倒れるように仕込んでいたな」
「くくっ、察しがいいな概ねその通りだ」
「(くっ・・・れいなは入ってこれないか抗う手段はないか・・・)」
「死ぬがいい!希望家当主!」
侵入者が先生に襲い掛かってくる!
「!!!」
「だ、だめです!」
はづきが先生と侵入者との間に割って入る。
「作戦に利用されたガラクタ風情が邪魔をするか、貴様から破壊するぞ」
「せ、先生は見ず知らずの私達を助けてくれた…私達のせいで先生を殺させるわけには・・・いかない!」
「そうかならば貴様から死ね!」
「うわーーーーー!!!!」
「こ、これは!?」
はづきの叫びと共にはづきの体が光に包まれる。
「モードチェンジ・フェザーセイヴァーエボリューション!!!」
その掛け声と共にはづきの装甲が展開し、姿が変化していく。その変化が終わるとはづきはれいなと同じような戦闘形態へと変化を果たしていた。
「フェザーセイヴァーハヅキ!!!」
はづきが宣誓した。