戦う機械少女と新たな出会い
男「な、なんだと!?ドールがこんな変化をするなんて聞いたことがねぇぞう!?」
先生「ふん、ドールを扱う者がドールの機構を理解していないとは嘆かわしい話だな。・・・もっともこのドールの覚醒モード「フェザーセイヴァー」は相応の修羅場を経験したドールでなければ発現できないのだがな。」
男「ふ、ふざけやがって!何になろうと数で畳みかけてやる!」
兵士達が一斉にれいなに襲いかかるがれいなは慌てる事なく手をかざす、するとれいなの周りに強力な冷気が吹き荒れる。
兵士「ぎゃあああああああ!!!」
兵士達は一瞬にして凍り付いてしまう。
男「バ、バカな・・・、だ、だがまだ兵士は残っているぞかかれ!」
残る兵士がれいなに挑みかかるもれいなは軽やかな動きの格闘術で残りの兵士を全員昏倒させてしまう。
男「そ、そんな・・・」
れいな「まだやりますか?」
男「ひぃぃぃぃっ!!」
男は逃げ出していった。
先生「あーあーこの置き去りにされた兵士達どうすんの」
れいな「私が全て外に放り出しておきます」
こんな感じで希望家にいちゃもんをつける者が殴り込んでくるのは日常茶飯事であった。
それから数日たったある日・・・工房の周りを掃除に行っていたれいなが曇った表情で戻ってきた。
先生「どうかしたか?れいな」
れいな「先生、工房の外にドールが倒れておりました」
先生「なんだって?」
彼がその場を見に行くと確かにドールが倒れていた、それも4体も。
れいな「先生、これは一体・・・?」
先生「これは行き倒れか?ふむ・・・ドールは基本的に一定時間スリープモードで休息を取ればエネルギーが再充填されて動けなくなるような事はないはずなんだが。とりあえず工房内に運ぼう、手伝ってもらえるか?」
れいな「了解しました、先生」
そして4体のドールは工房内に運び込まれ調べられる事になった。
先生「これは・・・エネルギーユニットが破損している・・・しかも4体共だこれではエネルギーを充填する事ができないだから行き倒れたのか・・・」
れいな「ですが4体揃って同時にエネルギーが尽きるなどと言う事があるのでしょうか?」
先生「・・・意図的な物が感じられなくもないが今は考えても仕方がない、4体のエネルギーユニットを新しい物に交換しよう」
4体のドールはエネルギーユニットを新しい物に交換され更にエネルギーも充填された。
やがてその内の1体が目を覚ました。
???「んんん・・・」
先生「やぁ、お目覚めかい?」
???「はっ、ここは・・・?私達は・・・?」
先生「君達はエネルギーが尽きて工房前に倒れていたんだ、エネルギーユニットも壊れていたようだから新しい物に交換しエネルギーも充填させてもらった」
???「そ、そうだったのですか助けていただきありがとうございます、私、名前をはづきと申します」
先生「一体何があったんだい?」
はづき「それが暴漢に襲われまして・・・何とか逃げてきたのですがその途中でエネルギーユニットを壊されたみたいです」
先生「(4体共か・・・?不自然な気はするが・・・)」
はづき「私達4姉妹なんです、他の子達も早く目を覚ましてくれるといいのですが・・・」