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決戦!ルビーイグナイター

「相手は炎を操る機体、こちらが絶対的に有利とは言えない・・・ですが!サファイアソーサラーは乗り手の魔力を増大させる能力を持っている私の冷気の力も増幅されるはず!」

炎を纏ったルビーイグナイターはまわりを溶かしながら近づいてくる。

「れいな!何とかして奴の炎を封じてくれ!そうすれば後は俺が何とかする!」

「わかりました先生!」

れいなはサファイアソーサラーの杖に冷気を集中させる。

「私の魔力を最大まで継ぎ込む!受けなさい!ディープフリーズ!!!!!」

サファイアソーサラーの杖から放たれた膨大な冷気がルビーイグナイターの大半を凍結させる。

「よしこれなら行ける!希望一刀流・刺突閃!!!!」

エメラルドカイザーの攻撃がルビーイグナイターの駆動系を破壊した事でルビーイグナイターは動きを止めた。

「あとは邪悪の意思AIをどうにかすれば!」

その時希望家でルビーイグナイターをモニタリングしていたはづきから通信が届く。

「先生!邪悪の意思AIが消滅・・・恐らく外部から破壊されたものと思われます」

はづきが通信する。

「何だって?」


小高い丘からこの戦いを見守る者達がいた。

「ふむ、AIで機体を完全制御するにはまだ改良が必要か・・・」

「しかしよかったのですか?あの機体を敵に渡すような真似をしてしまって」

「あの機体は誰にもうまく制御できなかったからな、データだけ取れればもはやどうでもいい、より高性能な機体を作る一助にはなった」

「そうですかそれならばよいのですが」


暗躍する新たなる敵の存在が再び影を落とすのであった。



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