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地下倉庫で見つけた物

「あっ、あれは・・・」

ガーディアンナイトを見た愛梨が声をあげる。

「どうしたの?愛梨」

「私、あの天使の翼を持つ機体と似たものを見た事がある・・・」

「えっ?本当なの?」

「神人くんを助ける力になるかもしれない、刹那ちゃん着いてきて」

刹那は頷き愛梨に着いていく。


「ははは!それそれー!」

しおんのゼクス・ミカエルが神人のアイン・メタトロンを格闘で攻め立てる。

「ぐぅっ、しおん・・・」

「どうしたの?反撃しないのー?」

ゼクス・ミカエルの蹴りにアイン・メタトロンが弾き飛ばされる。

更に間髪入れずにはづきのフュンフ・カマエルの矢が襲う。

「ぬぅっ!」

アイン・メタトロンは刀で矢を叩き落とすがそこをツェン・サンダルフォンの吹雪が吹き荒れる。

「うわぁっ!」

「ふふふ・・・、諦めてガーディアンナイトを渡しなさい、そうすれば命だけは助けてあげる」

れいなの冷たい言葉が神人に突き刺さる。


「ここは・・・地下倉庫?」

刹那と愛梨は暗がりの階段を抜けて一際広い場所へと降り立つ。

「あれよ」

愛梨が指差す先に2体の土色の天使の翼を持つ像がある。

「これは・・・」

刹那が像に手を触れると目映い光を放ち外郭がぼろぼろと崩れ落ちた。

「ああっ!?」

すると中から天使の翼を持つ機体が姿を現した。

「・・・」

同様に愛梨がもう一体の像に触れると同じ現象が起こる。

「私達に反応した・・・もしかしたら動かせる?」

二人がそれぞれの機体に近づくとコクピットが開く、二人は顔を見合せそれぞれの機体に乗り込んだ。

ウィーン、コクピット内部が更に光を放ち機体が起動を始める。

「モニターに文字が・・・起動シーケンス、ツヴァイ・ラジエル・・・」

刹那が呟く。

「ドライ・ザフキエル・・・」

続いて愛梨も呟く。

「動く、動くよ!これなら神人を助けに行ける!」

「うん!」

刹那と愛梨は歓喜の声をあげる。


刀を構え3体の敵を見据えるアイン・メタトロン。

「まだ諦めないのですか?反撃もせずにいつまでこうしているつもりですか?」

れいなは言い放つ。

「もういいじゃんやっつけちゃおうよー、機体は後で修理すればいいじゃん」

しおんが退屈そうに言う。

「終わりにしてしまいましょうよれいなさん」

はづきが進言する。

活路も見出だせず神人は唇を噛み締める。



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