思いついたもの殴り書き④
冒頭…?いや、冒頭のつもりだ!タイトル詐欺ではない!ちゃんと冒頭「のようなもの」って保険かけてある!!
日の出から鐘5つ分、朝には遅く昼には早いといった時間になって、ようやく街に入れることになり、ややぐったりしながら門兵に入門料を払った。
「門から入るのに銀貨10枚とは、よほど治安維持に力を入れているようじゃな」
と、ついぽろっと出てしまった。周りはガヤガヤとしており、小声であったにも関わらず、聞こえてしまったらしい新人に近い歳であろう門兵に
「そうだな、じーさんには治安が悪く見えるか?」
と、睨まれてしまった。
「すまない、嫌味なつもりはなかったのだ。本当に関心しただけなのだが、嫌味に聞こえたならすまなかった」
慌ててそう返し頭を下げると、ゴッと音がして
「旅の方、申し訳ない。コイツはしっかり教育し直す。入門料は治安を守るためにも必要なのだ。この街で暮らす者たちを守る私たちの為にも」
そう申し訳なさそうに眉を下げながらも目は鋭いままの年嵩の門兵が、若い兵の頭を殴った姿勢のまま言った。
「確かにそうじゃな。安心と安全を買うのだから安いわけがないな。若いの、すまなかった。ワシも安心して滞在できそうじゃよ」
言うが早いか若い門兵は頭をさすりながら、ニカっと白い歯を見せ
「ようこそ王都へ!じーさんの旅の良い思い出となりますように!そんで、俺の給料を上げてくれ!」
と言って左手をこちらに差し出した為に、再び凄い音のする拳骨を喰らっていた。
後ろが閊えていることを思い出したので早々に離れたが、拳骨を食らった若い兵が年嵩の兵に
「冗談っすよ!隊長、マジ勘弁っす!これ以上は頭が割れる!!」
と叫んで周りを笑わせていたので、そう悪いことにはならないだろうとその場を離れた。
書きながら何度「改行ってどこで入れたら見やすいんだ?」と思ったことか…もうわかんないよ…読みにくくて申し訳ないです…