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DATURA/黄色の君へ。

作者:佐藤 莉槻
 十一歳の僕「蓮」は、クラスメイト「花蓮」と言う女が大っ嫌いだ。学級委員会の彼女(花蓮)は、まるで先生のような性格をしていた。毎度睡眠の邪魔をしてくる彼女が本当に、嫌いだ。だが、その嫌いが好きに変わるのは、あっという間だった。だが突然花蓮が転校すると先生の口から伝えられた。その日を境に僕と花蓮が連絡を取ることは無くなった。
 
 時はすぎ『名門私立星学高等学校』の入学式当日、僕は、四年ぶりに彼女に会った。あの時、伝えるはずだった気持ち「好き」と言うニ文字を言う。と決意した蓮だったが、彼女は四年前の記憶はないと言う。その日から僕たちは、花蓮の空白の四年について徐々に知ることになる。
 衝撃の結末。二人の不器用で儚い恋愛ストーリーに感動の涙を。
DATURA
2022/08/19 23:11
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