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一色実々の多色な出来事  作者: 大柳 律
3/3

進路への針路


*登場人物紹介*


小澤 実々【おざわ みみ】:本作の主人公。18歳の高校三年生。指定校推薦で行きたい大学に進学する為に日々のテストから気を抜けない毎日を送る。クラスでは真面目で通っている。あだ名は『みーち』


小澤 麻来【おざわ あさき】: 実々の双子の姉。同じく18歳。実々とは別の進学校へ通っている。指定校推薦で実々と同じ大学の日本史学専攻に行きたいと考えている。自称『真面目な優等生』。実々が文化祭に遊びに行った時に見た感じでは、彼女は学校では真面目で通っては居ない。あだ名は『あーち』


岡田先生: 実々のクラスの担任。教科は政経を担当。痩せたらなかなか格好良いと思う…痩せたら。おっとりした性格。小さい愛娘を溺愛するパパ。


川上教授: 実々が行きたい大学の専攻の試験官。変わり者の雰囲気がプンプンしている。

 

**********


 ー高校三年の9月末日、まだ残暑の厳しさが残る中、指定校推薦の説明会が放課後開かれたー


 そこには私のクラスメイトほぼ全員が居た。

 そして広い教室を埋め尽くす生徒たち。


 残暑の暑さとは別の『熱』がそこにはあった。


 或る者は教室を見渡し、ライバルになり得る者を確認し。

 また或る者は自分の将来へ不安げな表情を浮かべ俯いていた。


 ーー指定校推薦を賭けた戦いが幕を上げるーー


**********


10月上旬


 進路面談で担任の岡田先生に「指定校推薦でA大学の文学部の東洋史学科に入りたいです」と伝えた。

 先生は「小澤なら他県になるけど、国立の大学も頑張れば行けるぞ?」と鼓舞してきた。

 普段はほんわかしているばかりでイマイチ頼りない感じの先生だったけど、ちゃんと私のことも考えてくれていたんだと嬉しくなった。


 私はその日のうちに先生にお勧めされた大学をパソコンで調べた。

 ………その大学は史学科が無かった。(殺)


 このとき、私は大人って汚いと思った。

 学校の実績を上げることは、確かに先生に科せられた義務かもしれない…。だけど、だけどさ?…生徒のやりたいことと関係ない所をオススメするのはどうかと思うよ?

 愛娘に『パパ…なんか(くちゃ)いよ?』と言われてしまえ‼︎


 次の日に先生を思いきり睨んだのは言うまでもない。



10月半ば


 廊下を歩いていたら隣のクラスの、名前もうろ覚えの男子に呼び止められた。

 用件を聞くと「B大学の指定校推薦を小澤さんは狙ってないよね?」という探りだった。

 普通に『狙ってないよ?』というのもなんだかシャクだったので「私は狙ってないけど、友達がそこ行きたいって言ってたから…どうかね?」と意味深な笑みを浮かべて揺すぶっておいた。



10月半ば同週


 岡田先生がホームルーム終わりに

 「先生ちゃんと職員室で他の先生を牽制しておいたからな!小澤がそこの大学に行くので‼︎って言っといたぞ!」 

 と、ドヤ顔で報告してきた。


 ここは『先生すご〜い!』とか『ナイスで〜す』とか言うべき所なの?

 というか私は別に職員室内での先生同士の牽制合戦の話とか聞きたくないから…。


 「は、はぁ…。そ、それはどうも」としか言えなかった。


 愛娘に『パパ…、こんどいつ帰ってくるの(いちゅかえってくゆの)?』って昼ドラみたいに言われちゃえ‼︎



10月下旬


 指定校推薦の受験可能枠と希望者の人数が確定された旨を告げる用紙が各教室の掲示板に貼り出された。

 私の希望していたA大学は先生の牽制が効いたのか枠一つに対して私一人だけだった。


 ちなみにB大学は枠二つに対して四人が希望を出していた。


 この掲示を見て、空いている所に移動するのか、はたまた枠を取り合って成績と面談でライバルと闘うのかは個人の判断になっている。

 殆どの大学の指定校推薦の受験日が11月の頭を過ぎた頃にあるので、ここでの判断が今後の学生生活を左右すると言っても過言ではない。


 夜、あーちがA大学の枠をライバルに奪われたと悔しそうに言っていた。

 あーちと一緒にキャンパスライフを送れなくなってしまったのはとても残念だった。

 しかし、私も気を引き締めないと夢のキャンパスライフが霞と消えてしまうので、取り敢えず力をつける為にも晩ご飯を沢山食べておいた。


 翌日、まさかまさかのあーちがC大学の法学部へ行くと言い出した。

 なんでも、「社会の教員免許が取れるなら実際何処の大学でも良いし、政治について分からないから政治学科にしたー」とのこと。

 「それに日本政治史も勉強出来るし、法律も将来何かあったときの為に知っとけるし良いかなって」とケロっとした感じで話してきた。


 『何かあった時』って何だろう?

 そしてC大学を選んだのは通っている高校と同じで地味臭がしたから…らしい。…この人自分の行く予定の大学貶してるよ。


 「ソ、ソウナンダー…」としか言えなかった。



10月末日


 岡田先生に受験票を貰った。…先生のドヤ顔もこの時ばかりは気にならなかった。

 家に帰って母に受験料を振り込んでくれるようお願いした。そして受験日に私一人で行くと迷子になること必至なので一緒に行ってくれるよう重ねてお願いした。


 試験内容は小論文と、作文、最後に面談となっている。…面談嫌だな。



11月上旬


 待ちに待った試験の日。

 母に付き添ってもらい、A大学へ足を踏み入れた。

 知っていたけどこの大学……広い……めっちゃ広い。

 これ入学しても学校の端の方まで一生行かないやつだな…と悟った。


 オープンキャンパスの時にガイドの学生が「教室とグラウンドが凄く離れているから自転車で移動する人も結構居るんだよー」と言っていたのは冗談じゃなく本気だったんだと再確認した。


 そして受験会場へ。

 入り口で名残惜しくも母と別れた。…また後でね、お母様。帰っちゃヤダよ?


 広い500人は入れる教室では指定校推薦とはいえ、全国から受験者が来るからか、文学部の受験生だけでもかなりの人数が集まっていることがわかった。

 国文学は40人くらい居たのに対し、日本史学は20人くらい、少しマイナーな東洋史学の受験生は10人くらいだった。

 なんとその僅か10人の中に、私の住んでいる市が主催していた月に一回キャンプやら博物館に行く活動で仲良くなった女の子と偶然にも再会することが出来た。小学校5年生以来の7年ぶりくらいの再会だったが、お互い目があった瞬間に気がついた。「「あっ!あーーーっ!」」とお互い指をさしあって頷き合った。


 学校はこんなにも広いのに世間はなんて狭いんだろうと思った。

 それと同時に入学式の時に万が一どちらかが居なかったらめちゃくちゃ気不味いわ!と冷や汗が背中を伝った。


 そしていよいよ試験が始まった。

 小論文は『現代のアジアにおける日本の位置づけを歴史を交えて述べよ』というものだったけど、なかなか良く書けたと思う。


 次の作文は……詰んだ。

 えっ⁈『東洋史に関係する人物の本のタイトルとそれに関する感想を述べよ』…だと⁇

 よ、読んでないよー(泣)まさかの読書感想文スタイル‼︎

 頭は真っ白に、手は汗でビッチャビチャに、背中は氷塊が滑り落ちたように寒くなった。


 もう起きてしまったことは仕方ない…ここは、現代文の教科書に載っているものを書いてしまおう。…授業でやったし、読んだことには違いない。

 こうして筆記は終わった。いや…オワタ。


 次にそのまま面接になった。

 誰かの教授の部屋に大きいテーブルがドンっと置いてあって、部屋の奥に二人のお爺ちゃんが座っていた。川上教授と、佐竹教授と言うらしい。

 私も高校名と名前を名乗って許可を得て着席する。


 そして川上教授が私の書いた答案と感想文を見て一言、

「字が上手だね〜」と。そしてそのまま「指定校推薦で落ちることはまぁ、99%ないから。よほどのことをしない限りは大丈夫だよ〜」と。


 …よほどって何だ?

 突然奇声を上げたり、暴れたり、殴りかかるとかってこと?

 …まぁそれは一発アウトか。


 隣で佐竹教授も朗らかに孫を見るような目で私に頷いてくれた。

 それから面談らしく得意教科を聞かれ、「世界史、日本史、家庭科です」と答えたら、何故だか家庭科の方に食いついてきた。「裁縫と料理はどっちが得意かね?」と。

 何故に家庭科の方?と思いつつも「両方できます!」と元気に答えたら川上教授が、


 「得意料理は?」


 と、何故だかお見合いみたいな展開に…。

 ここはベタに、作ったことないけど『肉じゃがです!』と言ってお爺ちゃん達のハートを鷲掴みにするべきか…?


 ……否‼︎


 「豚の生姜焼きです‼︎」と、私の本当の得意料理を教授の部屋で私は高らかに答えた。


 お爺ちゃん達はただニッコリしながら頷いてくれた。

 そして最後に川上教授に「指定校推薦はどうせ受かるから、皆と色んなお喋りをするのが我々の趣味になってるんだ〜」と告白されて終わった。

 つまり私は、いや、私たちはこのお爺ちゃん達に弄ばれたということだ。


 無事(?)に面接も終わり、母と一緒に思い出に学食を食べてその日は帰路に着いた。


 あの教授達には出来れば教わりたくないなぁ〜としみじみ思いながら就寝した。



11月下旬


 この日は合格発表の日だった。

 11時から大学のサイトにアクセスして合否を見ることが出来る。

 しかし、11時は授業中…見たい、見たい、見たい‼︎という欲求に私は負けて、普段は授業中には決して弄らない携帯を弄ってしまった。

 そして大丈夫だとは思っているけど、授業中というのも相まって必要以上にドキドキしながら合否確認……


 『合格』の二文字が‼︎


 しかし、ちょうど確認しているタイミングで先生が私の横に……


 ヤバイ!怒られるッ‼︎

 と焦りながら先生の顔を振り仰いだら……

 


 

 先生は一つ微笑んで通り過ぎてくれた。


 ……惚れてまうやろ!



12月上旬


 クラス39人中30人が、AO入試と指定校推薦で進学や専門学校、短大行きを決定していた。


 クラスのムードメーカーの佐々木君が「センター受けるやつ後ろの黒板に名前書いてヤル気高めようぜ‼︎」と皆に声をかけた。

 後ろの黒板に書かれた名前は9人分。それを見て佐々木君が「あれ?小澤さんもセンターだよね??」とデカい声で話しかけてきた。



 ―静まり返る教室内



 ―集まる視線



 「…ううん」と一言で返す私。



 そして佐々木君が「この裏切り者共め!9人しか居ないとかこのクラスどうなってるんだ‼︎」と叫んだ。

 裏切るも何も同盟を結んだ覚えはないので特には傷付かなかった。ただ、勝手にメンバーに入っていたことには納得出来ない。いったい誰情報だよ?


 30人のクラスメイトが生暖かい眼差しで佐々木君を見つめていると、ホームルームが始まった。



12月中旬


 ホームルーム終わりに岡田先生に廊下で呼び止められた。

 「小澤はもうあの大学で決定だよな?だから小澤のセンター試験の受験用紙 先生シュレッダーにかけとくわ‼︎」と一方的に言って先生は風のように職員室へ去っていった。


 廊下に残された私。

 すると、たまたまそのやり取りを見ていた二年生の時から同じクラスの山本君が、おもむろに私の側に寄ってきて、


 「無理して高い大学(ところ)行くから〜」


 とニヤつきながら言ってきた。

 一瞬、山本君が何を言っているのか良く分からなかった。

 今さっき私は先生と何の話をしていた?

 先生が私のセンターの申込用紙をシュレッダーにかけとくよ!って話だったはず……。


 ハッ‼︎『無理して』って言ってきたということはつまり……


 いや、まぁ、確かに‼︎確かに無理か無理じゃないかで言ったら実力では記念受験になっていた感が否めないけども‼︎



 …山本君には言われたくないわ‼︎



 高2の日本史のテストが始まる直前に私の所に来て『何処が出るか教えて!』って懇願してきたから『広田弘毅-軍部大臣現役武官制』って教えてやったろ!

 それで君は4点獲れたよな?

 テスト返却の時に先生が「山本〜!どうしてお前がそれ分かったんだ?」って回答が合ってるのにも関わらず先生に尋ねられるという、今考えれば謎な状況な時に、山本君は馬鹿正直に「小澤さんに教えて貰いました‼︎」って言ってたよね?

 その4点の恩を忘れたの?


 あれか?『センター受けて本当の自分の実力にあったとこに行くからシュレッダーにはかけないで下さいっ!』って言った方が良かったってこと?

 おい、山本!どうなんだ⁇



12月下旬


 放課後、進路担当の先生に呼び出された。

 「合格おめでとう」という言葉と共に、「センターや一般入試の学生の方がずっと勉強し続けるから、受かったとはいえ学力に差が開かないように今後とも励むように」というお言葉を貰った。


 そして最後に


 「指定校推薦を万が一小澤さんが落としたら、毎日呪いの電話(ラヴコール)するから覚悟してね♡」

 

 と、顔は笑顔なのに目が全く笑っていない顔で言われた。…震えた。



2月下旬


 クラスのみんなの進路が決まったようだ。

 岡田先生が朝のホームルームで


 「受験したことの苦労や考え、受かったことなどを書く感想文をまだ提出してないやつは今日中に提出するように‼︎作文用紙を無くしたり貰ってないやつは教壇に取りに来なさーい‼︎書いてない奴は呼び出し且つ居残りだぞー!終わるまで帰さないからな〜‼︎」


 と教室を見渡しながら言ってきた。


 あ…やばい。年末の掃除の時に景気良く作文用紙捨てちゃったわ…(汗)

 えっ⁈みんな結構真面目に書いて提出してたの⁈ヤバイ…居残りは嫌だ…。



 私は意を決して席を立ち、教壇へ向かって足を運ぶー



 その瞬間、空気が騒ついたー



 私の席が教室の真ん中の列であるということと、後ろから二番目の席という不運が重なってクラスのほぼ全ての視線が私に集まったー


 「えっ?あの小澤さんが⁈」「おやおやおや〜?」「これは、これは‼︎」という冷やかしの声が聞こえる…。

 そして教壇にいる岡田先生も何とも形容し難い顔で私を見下ろしてきた。


 うっ…視線が痛い…そこの貴方!

 『あの小澤さんが』って言うけど、小澤さんだって真面目をお休みしたい時だってあるんだよ?


 …先生‼︎

 他の生徒は作文用紙1枚なのに、私には2枚寄越してきたのは嫌味ですか?


 私は顔を真っ赤にしながら足早に席に戻り、作文用紙を素早く机の引き出しに仕舞い、机に突っ伏した。

 ……あぁー…恥ずかしい…穴があったら入りたい…。


 そして渋々二回の休み時間の間に、いかにもそれっぽいことを作文用紙きっちり2枚に書いて、帰りのホームルームの時に先生に渡した。……先生さーせんっした。


*余談*

 同年の4月に友人の妹が入学した時に配布された受験体験の冊子の中で、私の約20分で書いた作文が、ほぼ冊子の先頭に載ってしまっていたこと、そしてその子がしっかり読んで尚且つその子の母親にも読ませていたことをこの時の私は知る由もなかった。



3月中旬


 卒業式。

 特に学校で悪さとかしていなかったのでそこまでの深い思い出も無く、私はギャル達がメイクを崩しながら号泣しているのを横目に、花粉症からくる症状で目を潤ませ、鼻水をハンカチで軽く押さえながら最後の高校生活を終えた。



4月初頭


 入学式。

 入学ガイダンスの前に各学部の資料やシラバスが一式入った袋を貰う。

 私の順番が来て、東洋史の担当の事務の人に「小澤実々です」と名乗る。


 「小澤さんですね、少々お待ち下さい」と、事務の人が資料を探すが…


 ガサゴソガサゴソ……

 見つからない……

 少し焦り出す事務の人……

 顔には出さないが内心動揺しまくりの私……


 えっ…?ないの?

 まさかの凄く長期的なドッキリ⁇

 このままだと私…浪人⁇どうする?親になんて言う?ヤバイヤバイヤバイ……

 自然と呼吸が上がってきた…

 額にも汗がうっすら滲んできた…


 その時…「あっ‼︎あったわ‼︎」

 事務の人がついに資料の山に埋もれていた私の袋を発見する。

 奥底にあったが為に少し袋が草臥れていた。


 ……よ、良かったぁぁぁぁ(泣)

 この瞬間に初めて自分は大学に入学出来たんだと実感することが出来た。

 資料の入った袋を手にした瞬間に、うっすら涙で視界がボヤけた。

 指定校推薦は入学が決定するのが早いはずなのに、入学を実感するのが1番遅いという実に嬉しくない体験をすることになった。


 今日、この瞬間から私は無事に大学生になることが出来た。

…買ったスーツが無駄にならなくて良かったぁぁぁぁ‼︎



**********


大学4年 四月上旬


 卒業論文を書くにあたってのゼミ分けをする日。

 東洋史のクラスは2クラス合わせて60人位。

 私は中国の近現代史がやりたいと考えていた。同じゼミになる人と仲良くなれるかなぁ〜?とソワソワしながらその時を待った。


 「古代史をやりたい人〜」と教授が希望者に挙手を促す。すると10名くらいが手を挙げた。

 「中世史やりたい人〜」と次に教授が聞くと20人くらいが手を挙げた。


 これ近現代史も10人くらい居るんじゃないか?と期待で胸を膨らませた。そして、

 

 「近現代史やりたい人〜」

 

 キタキタキタ〜と、私は勇んで手をビシッと元気よく挙げた。

 さぁ同士よ仲良くしよう……ぞ?

 あ、あれ?

 教室を見渡すと手を挙げているのは私だけだった…。

 そして教壇の前に居る教授が近現代史の欄に『1』という数字を書き込んだ。


 う、嘘でしょ⁇私だけ⁇

 え、ええぇーーっ‼︎

 ……ちょっ‼︎きょ、教授達‼︎凄く、凄く優しい眼差しで私を見ながら頷かないで‼︎推薦の面談の時を思い出しちゃうから‼︎


 じゃ、じゃあ残るみんなは何処の時代を?

 ……って古代エジプトかよ⁉︎東洋史の範囲広過ぎか‼︎


 そして近現代史のゼミ担当の教授は…川上教授だった。

 

 い、いやぁぁぁぁぁぁ‼︎


 最終的に数人が年代的な観点から他所から流れてきたが、実質ゼミ生が私1人という事実は揺らぐことはなかった。

                            end.

                            



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