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スキすき好き子さん。

作者: 七瀬




私の名前は、『夢野 すき子』29歳、独身、物凄く男に惚れやすい。





私は子供の頃から、男の子に惚れやすく...。

見た瞬間に、、、好きになる男の子もいれば、誰かが好きだと言った男の子の

事を、直ぐに好きになったりするの...。



別に、誰でもいい訳じゃないのだけど、、、?

異常なほど、私は男性ひとに惚れやすい。




子供の頃、よくこんな事があったの、、、!


『ねえねえ? すき子ちゃんの好きな男の子って誰?』

『私は、今はいないよ!』

『・・・ふーん、そうなんだ~!』

『あいむちゃんの好きな男の子って、、、? だーれ?』

『わたしの好きな男の子はね! 和人クンかな、、、?』

『あぁ~分かる~! あたしも和人クンの事好きだよ~!』

『えぇ!? ダメだよ! わたしが先に、和人クンのこと、、、! 

好きになったんだからね!』

『わかってる! わかってるってばっ! あたしの本命はね、、、! 

“リオ君”だから、、、!』

『そうなの、、、? お互い、がんばろうね! あいむちゃん!』

『うん!』



私はこの瞬間、、、和人クンとリオ君の事を好きになってしまった、、、!



私は次の日から、、、?

和人クンとリオ君に猛アタックし続けて、どちらも私の事を好きにさせる

事に成功する、、、。





当然だけど、、、?

和人クンとリオ君を好きだった女の子達には、嫌われてしまった、、、!



でも私は、同性に好かれたいという気持ちが全くない!!!

別に男性だけに! 好かれていればそれでいいと思う事にしていた、、、!




私は、大人になってもその考えは変わらなかったの、、、!

相変わらず、性格なのか、、、?


自分を変える事は出来ない、、、!!!


男性ひとに、好かれるためにあらゆる努力をしてきた、、、!

当然、同性には嫌われるけどね、、、!



職場でも、、、?

飲み会や男性が来るような場所には、私だけ誘われない、、、!!!



『あのさ~今日! 飲み会があるんだけど、、、? 一人、女の子が足り

ないんだ~ 誰か来ない、、、?』

『えぇ!? 私、今日空いてるけど、、、?』

『・・・あぁ、すき子ちゃんには、相応しくない男性も来るみたいだから

すき子ちゃんは、いいや~』

『・・・・・・』





私は、職場でも有名な、、、。

妻子がいる男性に、手を出す女と思われているらしい、、、!



確かに、、、!

以前、上司と不倫をしたことがあるのだけど、、、?


もめにもめて、私は嫌な思いをしたから、、、?

もう、不倫はしたくないと決めている、、、!




・・・でも、恋愛できる男性ひともいないから、、、?

つい、魔が差して、、、【結婚している男性ひと】に手を出してしまった!




私だって、、、!

幸せになりたいのに、、、何故?




そんな時に、唯一の女友達と思っていた子から彼を紹介された、、、!



彼の名前は、『村石 幸介』35歳、独身、一流企業で働いている!



『すき子って? 彼氏いないんでしょ、、、? いい人、紹介しようか?』

『えぇ!? いいの?』

『いいよ! ワタシとすき子の仲じゃん!』

『ありがとう、菜々花!』




・・・そして、紹介された彼と私は付き合いだしたのだけど、、、?

彼と付き合った後で、知った事...。



菜々花が、私に紹介してくれた男は、、、?

菜々花の昔の男で、、、。


しかも、、、!?

【既婚者】だったの、、、!




もう私が、彼の事を本気で好きになった時に、そんな事を知るなんて、、、!

“本気”で、私の唯一の女友達だと思ってたのに、、、!!!


『菜々花に騙された!?』



私は、また不倫をはじめた、、、!

始まったら、、、? もう、止める事なんかできないから、、、!




『もう、私はどうなってもいい!』


・・・この時も、そう思ったの...。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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