スキすき好き子さん。
私の名前は、『夢野 すき子』29歳、独身、物凄く男に惚れやすい。
私は子供の頃から、男の子に惚れやすく...。
見た瞬間に、、、好きになる男の子もいれば、誰かが好きだと言った男の子の
事を、直ぐに好きになったりするの...。
別に、誰でもいい訳じゃないのだけど、、、?
異常なほど、私は男性に惚れやすい。
子供の頃、よくこんな事があったの、、、!
『ねえねえ? すき子ちゃんの好きな男の子って誰?』
『私は、今はいないよ!』
『・・・ふーん、そうなんだ~!』
『あいむちゃんの好きな男の子って、、、? だーれ?』
『わたしの好きな男の子はね! 和人クンかな、、、?』
『あぁ~分かる~! あたしも和人クンの事好きだよ~!』
『えぇ!? ダメだよ! わたしが先に、和人クンのこと、、、!
好きになったんだからね!』
『わかってる! わかってるってばっ! あたしの本命はね、、、!
“リオ君”だから、、、!』
『そうなの、、、? お互い、がんばろうね! あいむちゃん!』
『うん!』
私はこの瞬間、、、和人クンとリオ君の事を好きになってしまった、、、!
私は次の日から、、、?
和人クンとリオ君に猛アタックし続けて、どちらも私の事を好きにさせる
事に成功する、、、。
*
当然だけど、、、?
和人クンとリオ君を好きだった女の子達には、嫌われてしまった、、、!
でも私は、同性に好かれたいという気持ちが全くない!!!
別に男性だけに! 好かれていればそれでいいと思う事にしていた、、、!
▽
私は、大人になってもその考えは変わらなかったの、、、!
相変わらず、性格なのか、、、?
自分を変える事は出来ない、、、!!!
男性に、好かれるためにあらゆる努力をしてきた、、、!
当然、同性には嫌われるけどね、、、!
職場でも、、、?
飲み会や男性が来るような場所には、私だけ誘われない、、、!!!
『あのさ~今日! 飲み会があるんだけど、、、? 一人、女の子が足り
ないんだ~ 誰か来ない、、、?』
『えぇ!? 私、今日空いてるけど、、、?』
『・・・あぁ、すき子ちゃんには、相応しくない男性も来るみたいだから
すき子ちゃんは、いいや~』
『・・・・・・』
*
私は、職場でも有名な、、、。
妻子がいる男性に、手を出す女と思われているらしい、、、!
確かに、、、!
以前、上司と不倫をしたことがあるのだけど、、、?
もめにもめて、私は嫌な思いをしたから、、、?
もう、不倫はしたくないと決めている、、、!
・・・でも、恋愛できる男性もいないから、、、?
つい、魔が差して、、、【結婚している男性】に手を出してしまった!
私だって、、、!
幸せになりたいのに、、、何故?
▼
そんな時に、唯一の女友達と思っていた子から彼を紹介された、、、!
彼の名前は、『村石 幸介』35歳、独身、一流企業で働いている!
『すき子って? 彼氏いないんでしょ、、、? いい人、紹介しようか?』
『えぇ!? いいの?』
『いいよ! ワタシとすき子の仲じゃん!』
『ありがとう、菜々花!』
・・・そして、紹介された彼と私は付き合いだしたのだけど、、、?
彼と付き合った後で、知った事...。
菜々花が、私に紹介してくれた男は、、、?
菜々花の昔の男で、、、。
しかも、、、!?
【既婚者】だったの、、、!
もう私が、彼の事を本気で好きになった時に、そんな事を知るなんて、、、!
“本気”で、私の唯一の女友達だと思ってたのに、、、!!!
『菜々花に騙された!?』
私は、また不倫をはじめた、、、!
始まったら、、、? もう、止める事なんかできないから、、、!
『もう、私はどうなってもいい!』
・・・この時も、そう思ったの...。
最後までお読みいただきありがとうございます。