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送り届けと暗殺者

夏休みも終わりですね、楽しみましょう

「とりあえず家までお持ち帰りしたけどこの娘どうする?」

「いや、とりあえず突っ込んでいいか?」

「おk」

「なんで持ち帰ってんのぉ!?アホなの?死ぬの?ねぇねぇ!」

「うるさ、喚くな、起きちまうだろうが」

「うるさくもなるわ!不良校の生徒が美人女子高生をお持ち帰りするってお前どゆ意味かわかってんのか?!」

「パッとヤッて、終わり?」

「お前クズだな」

「冗談に決まってるっつーの、まぁそんなことは置いといて」

「おいとけるほど軽い話でもねぇんだけどな〜…」

「そんなことより、腹減んないすか?」

「お、そうだな」

「この辺にぃうまいラーメン屋の屋台が来てるらしいんすよ」

「じゃけん夜行きましょうね〜」


じゅっぷんご


「お○○の穴がが、お○○こに」

「あの〜すみません」

「なっちゃ…え?」

「あの、ここ、どこですか?、あなたたちは誰なんですか?」

「…俺は原田浩介、夜露死苦校の生徒です、隣にいるキモいのが赤の他人の市原斗真です、どうぞよろしく」

「そうそう、俺たちは赤の他人の、って俺だけを被害者に来てんじゃねぇよ!、お前もだろうが!!」

「そんなことよりも、あなたおうちどこです?てか帰れます?」

「今何時ですか?」

「3時くらいかな?」

「そ、そんな!門限をとっくに過ぎてる…」

「門限何時?11時とか?」

「8時です、これを過ぎると叱られます」

「あらそ〜、大変だね、ここに来るまでのこと覚えてる?」

「不良の人に絡まれて、それでいつの間にかこのベッドの上で寝ていました」

「記憶がないんだ、そっかそっか、えーとね、俺たちは君助けたんだけど君が気絶したからここまで連れてきた、ここまで良い?」

「はい、大丈夫です」

「よし、んじゃあ家まで帰れるか?」

「はい、帰れます、介抱してくださりありがとうございました」

「よかったら送ってくよ?この時間色々と危ないっしょ?」

「お前なんかいつもと違ってキモチワリィ」

「仕方ねぇだろ、女の子と話すのなんざそうそうねぇんだから」

「まぁそりゃそうだけどよ…」

「いえ、私は、その…」

「大丈夫だって、家まで送ってくだけだからそんなに俺らにも負担かかんねぇし、ついてくよ」

「…分かりました、お願いします」

「原田、お前なんか…あれだな、ナンパしてブヘェ!」

「余計なこと言うと鉄より硬い拳が飛んでくるから、気をつけてな?」

「ふぁい…」


夜の街


「ふぁ〜寝みぃな〜」

「じゃあ何で送ってくとか言ったんだお前、馬鹿か?」

「俺の本能がそう叫んでたからだ」


本当はスキルの危機察知が反応しただけなんだけどな


「え、キモ…やっぱナンパじゃん」

「うるせーなー黙って前見て歩けぇ」

「はぁ〜わぁったよ」

「あ、この先が私の家の近くです」

「あいよ」


ん〜しかし、ここまで特に危険はないけど、俺のスキルが外すってことはないだろうし、どーゆーことだ?

その瞬間、危機察知スキルが反応した、場所は…俺の後ろ


「なっ!誰?!」

「!?チッ、女をさらえ、男は殺して構わん」

「「「「「了解」」」」」


なんでいこいつら!随分と統率が取れてるな、俺の口調が一瞬おかしくなっちまったじゃねぇか、びっくりしたが、姿が見えればこっちのもんよ


「拘束魔法、精神拘束」

「ぐっ、なんだ、急に体が」

「力が入らない、入れられない」

「なんなんだ!くそ!…」

「こんばんわ〜、誰?お前ら」

「教えるわけねぇだろ、それより体が動けないのはお前の仕業か?」

「チョットナニイッテルカワカンナイデスネ」

「あ、その人たちは…」

「ん?知り合い?」

「はい、昔私の家に仕えていた暗殺専門の部隊の隊長と、部下だと思います」

「意外にお嬢様だった…んであれはなんで武装してるかわかる?」

「もう仕えてないので多分依頼で私を殺しに来たのかと思います」

「うぉっ!ヤベェじゃんそいつら!で、なんでそいつら止まってんのか知ってる?原田」

「市原ならわかるんじゃね?」

「エェ…」


さて、とりあえずこの男たちから情報を探ってみますか


「市原、とりあえずその娘家まで送ってってくんないこいつらは俺が処理するわ」

「あいよ、ここで待っててくれ」

「早く戻ってこいよ」

「了解」

「さて…創造スキル発動、自白剤」


原田がそう言った瞬間空中に一つの液体が出てきた


「さてさてさて、しゃべってもらいましょうかね〜」


五分後


「送り届けてきたぞ」

「お、そうか、じゃあ帰るか」

「あの男たちは?」

「どっかいったよ」

「あーそういや女の子の親がお礼をさせてくれっていってたぞ」

「マジか、めんどいからパスだな」

「お前こういうとこからラブコメ始まんだからもうちょっと頑張れよ〜」

「もう枯れたよ」

「お前いくつだよw」


この時は知る由もなかった、あの娘とのつながりがとんでもないものだということを…



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