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入学

…私だ、前世の名前は石原巧、元チートな勇者でスキルバンバンとってレベルもステータスも上限がなくなり軽く正拳突きをしたら山一つが吹き飛ぶ私だ。

新しく俺につけられた名前は原田浩介だ、なかなか気に入って愛着がわいたぜ…

てなわけで転生した時代は俺が召喚されるすこし前の時代であまり治安がよろしくない場所だ

こんなところで育っていくのかと思うとこの近くの子供達の将来が心配になってくる、まぁもう中3になって高校受験が近づいてきたんだが、ここでひとつ言い忘れたことを言っておこうと思う、私は異世界に行ってからある一つの悩み…というか願望があった、それは俺が全然テンプレに遭遇しなかったことだ、冒険者ギルドに入ったら結構暖かく出迎えられ、女の子の悲鳴がすれば周りにいた騎士たちが忠実に仕事をこなす、弱いからと言って処分されることもなかった、だから切実に思う…ハーレム作りたい。



「今日でみんなはこの○○中学から卒業し、新たな学校へ旅立ちます、皆さんは新しい仲間と共に勉学に励んで下さい、それでは終わります」

そして時は経ち…

「校長の話だるくね?」

「本当そうだよな、高校でも続くかと思うとうんざりするぜ」

「はぁ〜、お前とは高校違うから会う回数が少なくなっちまうな〜」

「ま、それはお前が勉強サボってたせいだな」

「失敬な!俺だって勉強してたわ!」

「ま、結果が全てだ、がんばれよ〜」

「…は〜、こんなはずじゃなかったのに…」



今更後悔してます、俺です、そうだよ!勉強しなかったよ!仕方ねぇだろ!ゲームおもしろいんだから、いや、ゲームがおもしろいから悪いのか…んなわけねぇな、はぁ〜来年から全国的に有名な不良高校へ進学とかどんな青春時代だよ頭おかしいだろ…

そしてまたまた時は経ち…



「えー皆さん、おはようございヒィ!…ごほん、えー…頑張って行きましょう、終わり、解散」

「いや、意味ワカンねぇよ、いろいろ意味ワカンねぇよ、とりあえず校長の適当さと新入生の入学式の最中に椅子投げ合って喧嘩してるところを突っ込みたいな」



そんな独り言を残して体育館を退場した俺は真っ直ぐお家へ向かってスキルを使った



「スキル[神通話]」

「ん〜?どったの?急に」

「一応聞いておく、この世界は地球か?」

「ここは地球と似たような別の世界です」

「…は?」

「別の世界です」

「………じゃあ不良たちがあんなに元気だったりするのも?」

「この世界だからですね」

「俺はどこに転生したいと言った?」

「地球ですね」

「つまり?」

「私のミスです大変申し訳ない」

「…はぁ〜、ま、どうせまだ戻れねぇんだろ?だったらいい、ここで暮らしてく、幸い前の世界と言葉文化などは同じ感じだからな問題ない」

「本当に申し訳ない」

「まぁ気にすんな、意外とあれはあれで面白そうだしな…まぁここが地球かどうか聞きにきただけだからもう大丈夫だ、手間取らせて悪かったな」

「全然大丈夫よ」



そしてそっと俺はスキルを止めた…

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