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アンナプルナ小鳩  作者: あかあかや
氷河には氷があるよね編
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エトフェ

 エトフェとは、鳥の首の後ろに針を刺して、絶命させる絞め方だ。

 出血を最低限に抑える事ができるので、肉に血が残り、上手に調理すれば、血の持つ鉄分と旨みを生かす事ができる。失敗すれば、単に血生臭くなるが。

 ただ、この針を使う手法は、技術を要するので、普通に電気ショックで絶命させる場合も多い。ちなみに、同様の電撃手法は、豚や牛でも使われている。


 なるほど、と理解するゴパルであった。

「血は神様への捧げ物ですからね。ぜいたくな食べ方です。ポカラで鳩を飼育しているからこそ、こういった料理ができるのだと思いますよ。鶏のヒヨコは食べた事がありませんが、鶏肉と比べても、きめ細かいですね。皮も香ばしいですし、脂も少なくて食べやすいですよ。このソースも美味しいな」

 ゴパルが、皿に残ったソースを、スプーンですくって食べる。それを見て、サビーナがパンを持って来るように、給仕長に命じた。

「それは、サルミソースといって、子鳩の骨まで残さず使って作るソースよ。つまり、ゴパル君は、子鳩を一羽丸ごと食べたようなものね」

 もちろん、羽毛や腸は使わないが。食べる事ができる内臓と、骨を使うソースである。なお、今回は、心臓や肝といった内臓は、ソースに使わずに焼き鳥みたいにして出している。

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