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ウラメンにぃ  作者: カガワ
4/9

ギャルゲーという他人事~四時限めっ~こくごっ

「…この世界の…他の…問題点…といえば、【シナリオ】(ピー)

 嬢子が席に戻り、今度はアオイが前に出る。そして、黒板消しで描かれたイラストを消していく。

「ウラメンは……なにも…思わない?…六人しかいない【キャラクター】(ピー)の名前で…三人が…『アオイ』ということに…」


 葵

 あおい

 アオイ


 アオイにより、きれいな文字が書かれる。

「あ、あぁ、それですか。それもなぁ…」

「いい…わかっている、私たちの【シナリオ】(ピー)は…三人で分担されている…」


 葵 マキャラメ

 あおい 嬢子

 アオイ 妹子


「…こういった…分担。そして…それぞれが…自分の…【キャラクター】(ピー)に…好きな名前を…つけた」

「うぇ、この人たち話し合いとかしなかったんですかぁ」

「した…けど。…みんな…譲らなかった………」

「うむ、まぁ、そういっても、漢字にひらがな、カタカナと表記はわけているしな。それに名前のかぶりはままあることだ」

「…そぅ、確かに…ここまでは…仕方ない。…問題は…みんな…譲らないこと…」

「何がいいたいのかしら、まわりくどいですわ」

「みんな、ちゃんと…自己紹介…して。ウラメンは…【主人公】(ピー)じゃ…ない」

「確かに、そうだな。ちゃんと全部自己紹介しよう。よし」


 葵がさっそくと、立ち上がり、皆に振り返る。

「私の名前は、フェテュムメルキュルキュルチュチュハルフルムチム、ポポメッチ、葵。異世界からやってきた女騎士だ。17歳として学校に通っているが実年齢は27歳になる。よろしく」

「えと、私は鈴木 あおいです。普通の女子高生です」

「わたくしは、祭華 嬢子ですわ。超一流財閥の一人娘です」

「妹子は魔法少女だよっ!みててね!ハートふるふるミラクルchuchu☆じゃーん、変身したよっ!魔法少女IMOKO☆だよ」

「…私は…たまゆら星人、jGtn4p-ebptwpganPwnagpVpgjwt-yjbpjmu-xk7pja6tpwmakjptmkptwT(言語にならない)…地球ネームは…アオイ」

「アタシはマキャラメ、鶴だぜ」

「つ、つる?」

  妹子が目の前で変身しても動じなかったウラメンが、マキャラメの言葉に目をむいた。

「あれっ、知らなかったんだぜ?」

「あっ…すみません、マキャラメさんの【ルート】まだやっていなくて」

「……ウラメンっちも、アタシのこと、『プールのマキャラメさん』だと思っていたんだな」

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