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話が進まない

更新が遅い?

うるせーーーー!!!しらねーーーーー!!(今回は二本立て更新です)

 輝夜さんとアンドモア……クズと背中に背負われたレズは一路、防衛ギルドこと役所へと向かいます。

 冒険者ギルド? ありませんよそんなもの。転生者の対応を行うのはもっぱら公務員でござい。

 一般企業にすぎないうちの会社で公務員うんたらとかゲシュタルト崩壊しますよ(卑屈)


「そろそろ着くよ~モモっち」

「どこへ行こうと言うのかね」

「廃神の報酬貰いにに決まってんだろハゲ。いいからゴミ収集に集中してな」


 金髪に茶色のスーツにサングラスかぁ。マジやめろ(吐血)

 ってお前、人魚姫の登場人物とかウッソだろ。あっ背景のモブ? なるほどなぁ。ふざけんなよ。


「見ろ私がゴミのような扱いだ! ふっはっはっはっは」

「うるさいよハゲ。黙ってなハゲ」


 見事に生え際後退してますもんね。あっ流石に凹んだ。


 四天王どもとはまたベクトルの違うヤバさのやつは放っておき、四人がたどり着いたのは街の中央にある一際大きな建物です。三階建て敷地面積いっぱい。

 えっこれ建築先輩の設計なんですか!? まともな建築物作れたんですね!? あいたぁ!?


 やめてくださいニューロンが減ります。だっていつも頭のおかしいダンジョンばっかり作ってるじゃないですか!! 先日見た滝登りと謎解きと五人以上のパーティじゃないとクリアできないダンジョンとかゲーマーから見てもただのクソゲーなんですけど!!

 しかもボス部屋が滝に囲まれてて、その中からタコみたいなのが縦横無尽に跳ね回ってるみたいな。ゼ○ダでもやらないっすよ!


 あいや部長ナンデモナイデス。ちゃんと仕事してます。


「お城みたいですね。キビダンゴで洗脳して私の城にしようかな」


 サイコパスかな? サイコパスだった。仕方ないね。リアル時間前回から一年経過してるし……あれ……? 四天王共をぶっ飛ばしたのはついさっきのはz……

 後輩ちゃんそれ以上はいけない。


 あ、はい。そうですよね気のせいですよね。


「流石にそれは無理だねぇ。なんか良くわからないけど、この建物は壊せないし、中の職員さんにはノーダメージだし魔法も効かないんだよ」

「なんですかそのチート……」


 てめーらが言うな。クズみたいな能力の奴に役場のヒト達を洗脳されたら堪ったもんじゃない。一夜にして始まりの街が滅びるわい。

 そうこう言いつつ三人は役場の中へ。騒がしい……かと思いきや、意外にも役場の中はかなり静かです。話し声程度で、外のような大声やら罵声やらはまったく聞こえません。


「えっ凄い静か」

「だよねぇ。あっ騒がない方が良いよ」

「あっはい。輝夜さんが言うなら?」


 なんだかんだ輝夜さんの話はちゃんと聞くんだよなこいつ。舎弟にでもなって性根まともになりゃいいのに……無理か。無理だな。(諦め)

 役所の中では派手な恰好の老若なんにゅ……にょが静か~に椅子に座っています。なんというか雰囲気は現代の役所とか病院のソレ。中のヒト達の恰好があまりにファンタジーすぎますが。


「どうも~」

「こんにちは輝夜様。廃神討伐戦の参加ありがとうございました」

「はいはい。あ、こちらの子もね。一ヒットだけど」

「ええと……タリスロア・モモ様ですね。お疲れ様です。椅子に座ってお待ちください」


 いかにも受付嬢と言う感じのお姉さんに輝夜さんは声をかけます。モソハン3モソッとハンティングすりーじーの受付嬢っぽい服装だな。あ、ちなみに私はハンマー使いですけど、ヒステリック自警団長の一緒なのなんかふつうに嫌だ……

 っと、私語厳禁私語厳禁。え、遅い? せやですね。


「なにするんです?」

「おっと、会話は構わないけど小声でね」

「……」


 おっそういえばストーカーチビ助も居たな。ここに至るまで書いてる奴が存在を失念してたとか、そんなわけないじゃないか。はははははは(真顔)

 熊川金弥ことストーカーキッズは、つかず離れずの一定の距離を寸分の狂いもなくとりながら、ぼーっとしているアリスの顔を見つめていますこええええぇ!? モモの動きに合わせて位置取りを変えつつ、ジッと見ている姿は、そう。なんか台車とかにでも乗せられたハシビロコウのような……お前のような気持ち悪いハシビロコウが居てたまるか。


 クズには不愉快になられない、パーソナルスペースには侵入しない位置取りをしていて、その動きは熟練の狩人のよう……例えばっかじゃん。なんにせよストーカー技術極めすぎなんだよな……師匠とか居たりしない? ……いやまさか、ははは……


「てか聞いてなかった? 廃神討伐戦に参加すると報酬としてアイテムが貰えるんよ」

「えー……正直あんまり興味ない……」

「そう? まぁ、参加はしたんだし、貰えるもんは貰っときなよ」


 普通のゲームならエンドコンテンツ扱いだから、もっとダンジョンとか潜って強くなってから参加するイベントなんだけどなー。

 なまじ最強の輝夜さんが参加にアクティブなのおかげで、始まりの街のパワーレベリングが捗る捗る…実際、ほかの街と比べても異様に平均レベル高いんだよな始まりの街……最強のクニ設定のエリアとかあるのに、平均レベルだけなら始まりの街の方が高いっていう。流石に高レベルってか全身高レア装備みたいなやばいのは別の街のほうが多いようですが。


 しかしやっぱ役所の中は平和でいいなー。ずっとここに居ればいいのに。九時受付終了だからまず無理だけど。


「……」

「……」


 前言撤回、どうしよう……実況する事がない。なんだよ借りてきた猫みたいに押し黙りやがって。

 輝夜さんはどこからともなく本を持ち出して静かに読んでいます。本の表紙は爽やかなライムグリーン色で、うーんと内容は……? ……ライトノベル???

 意外だなぁ……いんや、公然の場でエ○小説読んでたりするよかマシだと思うけどね。あの変態ゴミデブ巨人ファッキュー(殺意) クソが……くそが……


「ふう重たい……」


 お前それ絶対意識があるときに言うなよ。いや言ってもいいや、そんでどっか荒野にでも吹っ飛ばされろ。


「ぼ、ぼくがだっこでも」

「いやベンチに座らせるから要らないけど、てかなんか、あんたヤバい雰囲気あるし。触らせるわけないじゃん」


 何気に正論をのたまう男女である。うっそだろとか思ったそこのあなた、安心してほしい。少し巻き戻してこいつの心の声を聞いてみよう。


(なんかキモいんだけどこの子供。ずっとベッタリついてくるし……なに? ストーカー? このアリスとかいうのを狙ってる感じあるな……利用価値あるのに渡すわけw)


 はい。


「ひゃっはぁぁぁぁぁ! てめぇら全員手をあげろぉ!!」


 タイミング良すぎない? オーバーオール姿のハゲデブが世紀末な雄叫びをあげながら登場だー! 両手には機関銃。両手とか馬鹿じゃね―の。こういうのはあれだな。筋肉ムキムキがやるから画になるやつだ。キモッ(率直)

 何を思ったかしらんが、ヒーハーと妙に興奮している。おう、薬でもやってるのかな?


「今日からここは俺様の城だぁ!」

「嶽媛 輝夜様、タリスロア・モモ様、大恋寺アリス様、受け渡し窓口へどうぞー」

「お、呼ばれた」

「あれほっといて良いんですか?」

「馬鹿に差し向ける天武の神将は無いよ」


 受付嬢に呼ばれた三人+ストーカーは、行書体で受け渡し窓口と書かれた場所へと向かいます。


「嶽媛輝夜様、今回の廃神討伐戦MVPということでミスリルの宝箱2つと、部位破壊報酬の骨、爪、角、金棒鉄になります!」

「お、ありがとね」


 報酬の量半端なくて草。ミスリルの宝箱は最高級アイテムが詰まっている魔法アイテムです。外見は手乗りサイズの宝箱ですが、ぱかっと開けると自身の目の前に宝の山が現れます。現れたアイテムは自分だけが取得可能。せっかくのアイテムが他人に取られるとかクソゲーだし仕方ないね。

 なお消耗アイテムなので開けたら綺麗な箱は消えます。


「大恋寺アリス様は参加賞になります。こちらの木の小箱を」

「……」

「大恋寺様?」

「あ、私が預かっておきますよ」


 自分の物にしそうな気がする。お前のモノは俺のもの的なやつだ。


「タリスロア・モモ様は部位破壊報酬とBランクダメージとなりますので、銀の宝箱と爪になります!」


 ずいっとモモに手渡される銀色の箱と真っ赤な先のとがった爪。うん? こいつどこ見てんだ? 爪?


「ねぇ、この爪ってもしかして足のつm「爪です!」え、だからあs「爪ですよ?」あ、うん」


 さて先ほどの闖入者は職員にボコされました。ぼこぼこのぼこ。べつに実況する必要ないでしょ。職員はダメージ無効、攻撃力9999、メギド○オンでございます状態だから。

 恰好からして3匹の子ブタあたりかな? なんでハゲるんだ……ハゲ回か……


「……ねぇやっぱ足のゆb「爪です! よ!」うん……」


 今日はわりと平和だったなぁ。




 そういえば最近かちょーさん、頭皮目立ちませんか?

        どうやら窓際に置かれたいようだなby課長

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