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狭間の章1

長く文章を書くのが難しと書いてみてわかった

書ける人達本当に尊敬します

「豊穣の地ですか?」


「おお。そこにはたぶんあいつ・・・がいるはずなんだよなぁ。

それに此処から一番近いし、まずはそこから当たろうと思う」


「そうですが。では、早速向かいましょうジル様」


そう言って、元気よく進もうとするマリーをジルフォンスの気楽な声が止める


「それはいいけどよぉ、マリー?お前その格好で行くきかぁ?」


ジルフォンスにそう言われて、改めて自分の服装を確認するマリー

自分が着ているドレスは、土などで汚れており、また枝などで切ったのかところどころ敗れている。

特にひどいのが下半身の方である。おそらく元々はロングスカートであったであろうそれは。、ミニスカート位まで、ひどく敗れている部分があり。

角度によっては見えそうである。

何かとは、彼女の為に隠しておこう


「っっっ!!!!」


「はっははは!」


今の自分の服装を確認して、慌てて隠すマリー

そんなマリーを愉快そうに見ながら笑うジルフォンス


そんなジルフォンスに、言い返したいマリーだが、いかせん今の自分の状況では何も言えない。それに向こうの言い分の方が正しい。

長くないとは言え山道などを走って来たのである。

高級なドレスが耐えられるはずもない


そして、マリーは箱入り娘に近いお嬢様である。

異性の前で、こんな恥ずかしい恰好をしていたと思うだけで、死ぬ程に恥ずかしいのだ。


(ど、どうすれば良いんでしょう・・・・)


羞恥心やらなんやらで、混乱しているマリーにジルフォンスは


「ほらぁよ。取り敢えずこれを着てなぁ。そのドレスよりはましだろうし、一般階級の服だからカモフラージュにもなるだろうしよぉ」


「は、はい。ありがとうございますジル様」


そう言って、ジルフォンスから服を受け取るマリー

そして


「礼はいいから、ささっとそこの物陰で着替えてなぁ。その間に俺もやりてぇ事があるからな。終わったら声かけくれやぁ」


「わかりました」


そう言って物陰で着替え始めるマリー

ジルフォンスから渡された服は、少し古いが確かに一般階級に広く普及している者だ。これならジルフォンスが言うようにカモフラージュになるだろう。


(それにしても、ジル様が服をもっていてくれて助かりました。あの恰好でいるのはとても恥ずかしかったですし)


服がある事に改めて安堵するマリー

ジルフォンスから貰った服がない事を想像して軽く涙目になる。

ふと、マリーは違和感に気が付く。


(あれ?ジル様はこの服を何処から・・・・持ってきたのでしょうか?)


確かジルフォンスは、手ぶらだったはずだ。

なのに何故この服があるのだろう?

ジルフォンスが持っていたと考えるが、男性用の服ならまだしも

女性用の服を元々持っていたとは考えにくい。


(きっと、木々の何処かに商人達が落としたのを見つけて持ってきてくれたのですよ)


と、マリーは勝手に自己完結して、この話題を終わらせる。

そんな事を考えているうちに着替えが終わり、ジルフォンスに伝えようと物陰から出てくるマリー


「ジル様。着替えが終わり・・・・・」


瞬間。マリーの視界を一瞬あかが覆い隠す。


「え?」


一瞬の出来事で、思考が停止するマリー

しかし視界を覆っていたあかが消えた後、マリーは驚愕する。


「そ、そんな!フワンの森が!!!」


自分の視界を覆っていたあかが消える後の景色に驚愕するマリー


自分は、フワンの森にいたはずだ

見える景色も木々達のはずだ。

断じて、目の前に見える野原など見えるわけがないのだ。


そう消えたのだフワンの森が。

何度も目をこすって確認するマリー

しかし目の前の景色は何も変わらない


(い、一体何が起きて・・・)


混乱と不安で恐怖するマリーに


「お。着替え終わったみたいだなぁマリー。」


と、ジルフォンスの気楽な声を聞き安心するマリー

そして、今の現状をジルフォンスに伝えようとする。


「ジ、ジル様。た、大変です。フワンの森が消えてしまいました」


「まぁ、落ち着けよぉマリー。大丈夫だって、フワンの森消したのは俺なんだからなぁ・・・・・・・それにしてもお前着やせするタイプだったんだな」


焦るマリーと対照的に気楽な声でとんでもない事を言うジルフォンス


「ジ、ジル様がやったんですか!?」


「ああ、そうだぜ」


驚きながらもなんとか返答するマリー

そんなマリーの胸を見ながら平然と答えるジルフォンス


「っっ!!!!」



そんなジルフォンスの視線に気が付いたのか顔を真っ赤にさせながら腕で胸を隠すマリー


「ど、どうして見るんですか?」


「いや、ドレスを着ているときとの差がなぁ」


ジルフォンスが言うのも無理はない。

どうやら胸囲を抑えるタイプのドレスだったらしく変化がとてつもない

抑える物がない一般階級の服では、マリーの同年代よりも一つ二つ以上飛び出した発育のいい胸があらわになっている。

それでいても、スタイルに違和感が全くない


「そ、そんな事よりもどうしてフワンの森を消してしまったんですか!!」


まだ顔を赤くさせながらも質問するマリー

気のせいかその声には怒気が含んでいる

しかし、ジルフォンスがは気圧されり事無く平然と言う


「落ち着けって。別に失くしたわけじゃあないからしんぱいすんなってぇ。」


「・・・・・・本当ですか?」


「ああ。本当だ」


「・・・・わかりました信じます。でも理由だけは教えてください」


美しいフワンの森はみんなで共に見るからこそ良いとマリーは思っている

だからこそ、それを奪ったジルフォンスに怒っているのだ

そんなマリーの気持ちを知ってか知らずかジルフォンスが理由を語る


「別に大した理由なんて、ねぇよ。ただ俺がこの<フワンの森>を

























|手に入れたい(欲しい)と思ったからだ」


ジルフォンスは誰もが恐怖するかの様なかおで理由をのべた


その理由は、自身の物欲を満たすためだけの理由

決してそうしなければ、後々困るなどと言った理由は一切ない


「!!!」


「あ~。わりぃ。ちょっと刺激が強すぎたぁ。・・・・・・お前が言いたい事はよくわかっている。でも俺はこの生き方を変える気はねぇんだ。」


マリーをおびえさした事に謝るジルフォンス

そして、何かを考えてからマリーに自身の事を話す


それを見てマリーはジルフォンスの|本質(強欲)を少しわかった気がした

だからこそマリーは決意した


「・・・わかりました。それではジル様出発しましょう。」


「!!ああ、行こうか<豊穣の地>へ」


     


    

     ~神話<七つの大罪>第一節<集結>狭間の章~始動    

マリーの決意はまた後ほどわかると思います


感想・アドバイス待ってます

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