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FreedomOnline  作者: 渋谷弘
2/14

街とスキル

お気に入り登録が七件になっていてうれしいです(^o^)


 目を開けるとそこは草原だった。見渡す限り草原で、俺以外誰もいなかった。

 (何コレ…。超寂しい……。)


 ポーン。という音が頭の中に響く。急になったからって、ちょっとびびったのは内緒だ。


 「お名前を入力してください」


 機械的な声が聞こえたと同時に、キャラクター作成画面とタッチパネルがでてくる。俺は、慣れない手つきで「SHIELO(シエロ)」と入力した。これは、別のゲームで使っていた名前だ。ちなみにこのシエロと言うのはどっかの国の言葉で「空」というらしい。入力したら、再び目の前が真っ暗になった。



   もう一度、目を開けた時は草原ではなく、にぎわう中世風の町だった。


 「FOキターーーーーー!!」

 「スクショ!スクショ!」

 「人多すぎだって。誰か移動しろよ。」

 「仕切り乙。お前が先移動しろよ」

 「きゃっ!誰よ私のこと触ったの!」

 「誰も触んねぇよ。」



 など、色々な声が聞こえた。そういえば、最初にスタートする町の東西南北にある門のところでスキルを選ぶんだと。


   門の前まで行くとある程度人だかりができてきた。

 「この人がスキルをくれるんだよな?」

 「ああ、そうだよ。初期スキルだからあんまりいいのないけどね…。」

 「そうだ!錬金ってあるのか。」

 「あると思うけど、あんなクズスキルのためにスロットを一つ潰すのか。まぁ、人それぞれだしな。がんばれよ…。」

 

 なんか錬金はクズスキルらしい……。まぁ、俺の方向性は変わらないけどね。

ええっと、何々、すげぇなこりゃ…。スキルの数めちゃくちゃ多いじゃねぇか。剣に、槍に、殴りやキックまであるのかよ。おおっ、いいのみっけ。後、これもだな。よしこれでオーケーだ。

 

 ポーン「スノウさんからフレンド申し込みがあります。申請しますか?」

  yes/no

 確か雪はスノウって名前でやるって言ってたからこれは雪だな。だったら当然yesだ。

 ポーン「スノウさんをフレンド登録しました。」


 「おう。雪か。」

 「そうだけど。お兄ちゃん、いまはスノウだよ。」

 「だから、雪だろ。」

 「もういいや…。今どこにいるの?私は今、東側の門の下にいるからきてね。お姉ちゃんもいるし。スキルの見せ合いしようよ。」

 「分かった。なるべく早くいくよ。」

 「待ってるからね」


 はぁ…。なぜ、溜め息をついたかというと、今おれがいるのが西側の門の下だからである。この町は広くて反対側までが遠い。かなりの距離がある。なのに、雪は早く行かないと騒ぐのである。そりゃ、もうライオンが吠えるように騒ぐのである。だからとてつもなくめんどくさいのだ。




 「遅ーーーーーい!!!!」

 「うるせいよ!周りが見てんだろうが!」

 「お兄ちゃんが遅いのが悪いんだよ。」

 「悪かったって。さっさと見せ合おうぜ。」


 「「「展開」」」


 【殴り キック 投げ 鷹の目 ジャンプ ステップ ダッシュ 錬金 薬剤 合成】


 【杖 法衣 雷魔法 水魔法 炎魔法 魔法才能 魔力 弱気 知力上昇 地味】


 【剣 盾 鎧 治癒魔法 光魔法 筋力上昇 魔法才能 体力上昇 強気 派手 】


 上から順に、俺、夏姉ぇ、雪の順番だ。


 「「………」」


 俺と夏姉ぇが無言で固まる中、雪が騒ぎ始めた。

 「お兄ちゃん!!何コレ!!クズスキルしかないじゃないの!!せっかく一緒にMOB狩りしようとおもってたのに!!何で装備系のスキル入れてないの!!」

 「まぁまぁ、落ち着いて雪。空は初心者だから。」

 「俺が選んだのって、そんなにクズなの……。」

 「まあね。だって虫みたいなMOB達に殴ったり蹴ったりできる?それに、ジャンプやステップなんてなくても誰でもできるし、錬金や合成って作れるアイテムが少なくて有名なスキルなんだよ。」

 「薬剤のスキルは?」

 「ポーションの回復量が1%増えるだけ」

 

 この瞬間、俺はクズに決定された…。



 

 名前/SHIELO


 職業/旅人

 スキル/殴り キック 投げ 鷹の目 ジャンプ ステップ ダッシュ 錬金 薬剤 合成


 装備/布の服 布のズボン 

最後にステータス的なのをのせました。

 

 一日一話を目指しますが不定期更新になりそうです。


 次回はとうとう、初めてのMOB狩りです。

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