職業進化
どうもお久しぶりです久しぶりに更新しました。これから最低でも3日に1回位のペースでやっていきたいと思います。
「ふうー。やっと終わったな。」
「疲れた…」
確かに、あの量を相手にするのは疲れるよな。まあそのおかげでレベルが2つほど上がったけどな。
「そろそろ次行けるか?」
「…大丈夫。」
もう大丈夫なのか。意外と早いな。
「それじゃあ索敵頼む。」
「分かった…。………。向こうに2匹と8匹の集団がいる。」
集団が一緒か。
「集団に攻撃をあてないようにして2匹行けるか?」
「大丈夫…。」
よし、ここからなら見えるな。早速行くか。
「食らえ!」
ドゴッ!
「シャーーー!」
リザードマンがこちらに走ってくる。
「来るぞハル!」
「OK…」
ハルが手前のやつに向かって攻撃を仕掛けるその瞬間、急にそいつが光り始めた。
「何だ!」
「何…これ!」
光りだしたリザードマンはどんどん大きくなっていき、普通のリザードマンより大きな体で、胸に紅く光る宝玉のようなものを持つ化け物になった。
───条件がすべてそろいました───
───これより特殊クエストが発生します───
そんな機械声と共に目の前にウインドウが現れた。
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特殊クエスト《古の魂の復活》
眠れる魂が復活するとき失われし古の力がその魂に宿る。
特殊クエストクリア条件
①ハンマー系統の武器で止めをさす。
②リザードナイト亜種を倒す。
特殊クエストクリア報酬
職業《敗者》の職業進化
特殊武器 【マジック・オブ・ガンファイア】の取得
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マジかこれ…。報酬が良すぎないか。…それだけ奴が強いってことか。
「キサマ等カ、我ガ眠リヲ妨ゲシ者タチハ」
「ハル!気をつけろ!」
「くっ!」
ハルが奴に向かってハンマーを当てにいくが簡単に受け止められる。
「笑止。ソノ程度ノ実力デ我ヲ倒ソウナドト、百年早イワ!」
そういったとたん奴の目が急に赤くなり叫んだ。
「シャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ビクッ!
その目を見たとたんに俺達の体が動かなくなり、ハルが投げ飛ばされた。
「ッ!」
「ハル!」
ヤバイ!ハルのHPが半分まで減っている。てか、あれだけでこの威力かよ。相当強いぞこの化け物。
「ハル!俺が引きつける!お前は隙を見て攻撃しろ!」
「了解…」
ハルが回復のため少し離れて行く。よし始めるか。
「コレでも食らえ!」
俺は持っていた石を次々と投げつける。投げつけた石がリザードマン亜種に当たり、こちらを向く。
「こいよ蜥蜴野郎。」
リザードマン亜種が攻撃しようとしてくるが石を投げつけながらジャンプで後ろに下がる。そろそろだな。リザードマン亜種の後ろでハンマーを構えたハルが視界に入る。ハルもうなずいている。もう大丈夫ってことか。
リザードマン亜種の袈裟斬りをかわし、奴の腹に渾身のパンチを当て、《震脚》を発動させる。奴の腕を掴み、そのままハルが居る方向に一本背負いを決める。奴のHPバーは後10分の9ほど残っている。
「ハル。ぶちかませ」
「もちろん…。《粉砕の一撃》!」
ハルが振りかぶったハンマーは、空中で身動きのとれないリザードマン亜種の
胸にある紅い宝玉に当たり。そのまま地に沈めた。
「シャーー!」
今のはめちゃくちゃ効いたな。宝玉にひび入ってるし。残りHPが8分の1まで減っている。あと少しだ。このままたたみかける!
「ハル!そのまま攻撃を続けろ!」
「もうやってる…。」
よし、まだ大丈夫なはずだ。俺の生み出した必殺技!
「行くぜ!スーーパーードリルキーーーック!」
「シャーーー!」
これであとハルが攻撃するだけで倒せるはずだ。
「ハルとどめだ!」
「これで…終わり!」
その瞬間、奴の目が赤くなった。
「拙い!ハル!」
「くっ!」
ハルが奴の蹴りを食らって吹き飛ばされる。しまった。完全に油断していた。
「シャーーーーー!下等ナニンゲン風情ガ、調子ニ乗ルナ!」
とたんに奴の状態が急変した。体が俺たちの3倍ほどまで大きくなり、体から黒いオーラが出ている。
「ハル!大丈夫か!」
「ギリギリ…。」
ハルのHPバーはレッドゾーンに入っていた。俺は回復させるために余っていたポーションを飲ませる。
「ありがとう…」
「きにすんな。それよりもアイツをどう倒すかだ。」
後はハルの攻撃が一発でも当たれば勝てるんだがな。
「私が後ろから近づいて、とどめ…」
「まあ結局それしかないよな。」
やるしかないか。
「じゃあハル。なるべく早く攻撃してくれよ。」
「分かった…。頑張って…。」
俺はステップを駆使しながら攻撃をかわしてく。こいつさっきよりスピードが上がってやがる!
「シエロ!」
「了解!」
奴の横払いをしゃがみながらかわし後ろに回る。
「止まってろ!《震脚》!決めろハル!」
「これで…本当に…終わり!」
「シャーーー!」
ハルの攻撃が奴のHPを削りきった。
「クソッ!クソッ!クソッ!覚エテイロ!必ズ蘇リキサマ等ヲ地獄ヘ送ッテヤル!」
そういって奴は消えていった。
「よっしゃーーーーーー!クリアだーーー!」
「お疲れ…」
「ああ。ハルもお疲れ。」
―――クエストクリア条件達成を確認しました。―――
―――これよりクリア報酬のほうに移りたいと思います。―――
そうかとうとうハルが職業進化か。どんな職業になるんだろうな。
―――職業《敗者》は職業《古の破壊者》に職業進化します。―――
―――特殊武器【マジック・オブ・ガンファイア】をアイテムボックスに転送します。―――
ハルが光に包まれ装備が変わっていく。
どうやら特殊武器のほうは俺の方に来たらしい、この特殊武器は銃のような形状をしており、MPを消費して撃つと威力が上がるらしい。しかも、この銃はスキルがなくても装備することができるという、俺にとってはすばらしいものだ。
「シエロ…。行こう…」
そこにいたハルは女忍者のような装備にかわっていた。
「ああ…そうだな。」
これでハルは相当強くなったな。次は俺が職業進化したいな。そんなことを思って居たら、いつの間にか目の前の風景が変わっていた。
「やあみんな。ひさしぶりだね。みんな大好き大塚真一だよ。」
と言うわけで、再登場した大塚真一です。これからも結構出すつもりなんで忘れないでください。
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