ーUntil the 設定集 エデン編ー
暇なのでこの物語についての設定を公開したいと思います
設定の内容はどれも物語に影響してくるものばかりです
読者様によりこの物語の世界観に入りこんで頂ければ幸いです
物語のテーマ
「葛藤の中で本当の正しさを探す物語」
ー世界観ー
エデン…ラルク達の住む北は魔導国家のルシア王国、南は武術国家ガルシア王国の二大国家が支配する平穏な世界
エデンの歴史
エデンの歴史については
ルシア、ガルシア両国の建国以前の歴史については記録がほとんど残っていない
また、過去にエデン全土を巻き込む戦乱があったとの伝承がごく一部の者の間で流れている
人種
元々エデンはひとつの国家が支配していたためルシア人とガルシア人との肌の色や体格にほとんど違いはない
また、学術的根拠に乏しいがルシア人は魔術にガルシア人は武術に適していると言われているため
ルシア人で魔導体術の使用者、またガルシア人で魔術の使用者は少ないという事になる
魔術と錬成術
気体に干渉するのが魔術、個体、液体に干渉するのが錬成術と大別できるが
一般に錬成術も魔術と同義とされる事が多い
また、錬成術は錬成陣、構成物質、術式を必要とし錬成された物質は必ず劣化を起こす
魔術は魔導書の魔術陣と古代語による術式の詠唱で発動できる
魔術陣を体に刻む事によって代用も可能
医療と魔術の関係
一般に医療も魔術の分野に含まれるが
治療魔術は万能ではなく病気に治療魔術の効果は得られない
あくまでも治療魔術は苦痛緩和や負傷の応急処置に高い効果を得られるが
根本的な治療は医療によるものである
魔導体術
ガルシア特有の武術であり飛躍的に身体能力を向上させる事ができる
詠唱や魔術陣を必要としない代わり魔術の媒体となる装飾品を装備する必要がある
使用には多大な精神力と体力を要し、使用には専用の鍛錬が必要
魔導評議会
魔術の悪用を防ぎ人々が魔術を安全に使用するために研究や法律、学位を認定するルシア王国の機関
また、魔術の中には禁忌とされる物も存在するため
禁書の管理も行っており
禁書の閲覧は評議会に認定された大賢者しか閲覧する事が出来ない
現評議会最高顧問はエルシア
本部は学術都市グレイブシェイド
禁書
真理の摂理に反したものや倫理に背いた魔術が記された魔導書を指す
通常の魔導書と比べ絶大な効力や威力を誇るが術者に多大な反動が及ぶ
移動手段
基本的に徒歩、船といった乗り物、馬といった動物を使う手段が主流
移動魔術という手段もあるが、その多くは禁書の部類に入る物がほとんどで
それ以外の物でも限られた場所でのみでしか使用出来ない他、様々な条件が揃わなければならないため
実用性は極めて低い
また一説では、飛竜がエデンに棲息していると言われ
移動手段として使われたと言われるが
推測の上では凶暴で移動手段には向かないとされる上にその存在自体も定かではなく
数少ない記録には西方の砂漠に棲息しているとされる
地理
エデンはひとつの大陸を上下に二分するシュタルク山脈に隔てられ
北はルシア王国、南はガルシア王国が統治する
ルシア王国側は基本的に穏やかな気候であるが
北方は雪原地帯が広がる
一方、ガルシア王国側は密林や乾燥、森林、山岳地帯等の特異な自然環境が多いが
国境のシュタルク山脈周辺はルシアのような普通の自然環境でありルシア同様四季もある
東はエデン大海と呼ばれる海があり
流通や交通の都合上両国間の出入り口となっている
西方はラメント砂漠と呼ばれる砂漠地帯が広がり
近づく者がいないばかりか詳細な事すら分かっていないため
ガルシア、ルシア両国も未だに正式には調査を行っていないのが現実である
闘技大会
武術の国と形容されるように闘技大会はガルシア国内各地で開催されている
中でも王都レギオンで開催されるものにおいての優勝は最も名誉ある賞である
数年に一度開かれる王座決定闘技大会に優勝した者は現王と王になるための試練への挑戦権が与えられる
また、先王時代の闘技大会では一般参加の戦士の他に罪人にも釈放の機会とともに参加権が与えられ
試合においては、現在と違い試合規則が無く、対戦者のどちらかが死亡するまで行われた
岩窟島
正式にはミラク最終収容所
岩窟島という呼び方は切り立った岸壁、荒れる周辺海域、収容所の建物の形状から
畏怖の意味をこめてそう呼ばれるようになった
ガルシアのミラク海域にあり、現在は廃墟となった
先王の時代には重罪を犯した者が収容、処刑が執行されていた
噂では、囚人を人体実験の被験体にしていたとも言われている
ガルシア王からの試練でラルク達がその事実を確認した




