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デレる先輩

お久しぶりです(o^∀^o)



結局その後も先輩の手をずっと握り締めたまま買い物を続けたのだった。

本屋さんで楽譜を見てたときに、さすがに周囲からの視線が気になった先輩は

「いつまでにぎってるつもりなの?」

とちょっぴり困り顔で聞いてきたが

「だって先輩が『絶対に離さない』って言ってたじゃないですか」

とわざと奏はそう答えた。先輩の困っている顔もなかなかかわいくもっと困らせてみたいと思ったからだ。

「全くもう…甘えん坊さんね。今日だけ特別に繋いであげるんだから」

「先輩こそ、本当は私と手を繋ぎたかったんですよね?強がらなくてもいいんですよ―」

「そ、そんなことないわよっ!ただ奏がどこかにいってしまいそうだったからよ!勘違いしないでよねっ。そ…それよりこの曲なんかどうかしらっ。そんなに難しくないから奏でもすぐ歌えるわよ」

と慌てて話題を変えた。とにかく、奏は、素敵で優しくて、お姉さんみたいで、ちょっぴりかわいらしい先輩といられることが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。



最終的に本屋さんだけでなくピアノなどの楽器が売っている店などをまわって、二冊の新しい楽譜を買った。その内一冊は奏の好きな曲が入っていたので迷わずに購入したのだった。




買い物が終わったら、疲れたのでカフェでお茶をすることになった。先輩はカフェオレを注文していた。(ちなみにコーヒーが飲めないので奏はパフェを注文した)

「これで当分楽譜を買わなくても大丈夫ね」

「そうなんですか?」

「ええ。いっぱいいろんな曲をやってもいいんだけど、私はやっぱり1つの曲をじっくり大切に歌いたいって思ってるから」

「ふーん…。確かに1つの曲でいろんな解釈が出来るから、じっくり大切に歌い上げるとすごくいい曲になりそうですよね」

「そうね。さ、文化祭まであと2ヶ月もないから明日から猛練習よ!頑張ってついてきてね」

「はい!頑張ります」

文化祭が楽しみで仕方がなかった。


次話は近いうちできれば来週にでも投稿したいと思います!

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