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先に歩きだした芝咲と来飛を見ながら、
「冬の花火の時は、レンもいたね。」
「あぁ、ナオとソラもおったな。」
「元気にしてるかな、皆」
「いつか会いに行けば良かろうぞ」
「なんでそんなしんみりしてる訳?」
ヒョコッと現れた来飛
「ん?冬にはナオたちもいたねって話。」
「また誘えばいいでしょ。さ、緋澄たちが待ってるのよ。早くいらっしゃい」
庭に着くと、緋澄が手を振っている
「はーやくー!」
「はいはい。」
花火を各自もち、一斉に点けた。
「「「「「「「おー・・・・・・」」」」」」
「なんか、風物詩さね・・・」
「だなー」
「見てみて!四刀流!」
両手に花火を二つずつ
「なんじゃこやつ。」
「ひずみーーーー!!!!」
バタバタッベシッ!!
「いだっ」
「バカかお前は」
芝咲が走ってきて勢い良く叩いた。
「うーあー・・・いだいー・・・・」
「アタリマエだ。」
「シバ」
「ん?」
「五本もち」
「バカもんっ!!!」
緋澄と朱詩は同レベル
「あーほーどーもーー!!!」
「まぁ楽しいからイイデショ。」
6人とは、騒がしいものだ。
「作者はやんないのー??」
「んーボクはいいや」
「つまんなーい」
やりたくないから居るわけだけどね。
「最後は線香花火でしょ!」
「まだ早い。」
「あっは」
なんだかんだで楽しそうな6人。
「てか手持ち花火もうないの?」
「ないのー買いだめ一気に無くなった」
なんでー!!と怒る緋澄。
「何をしておる」
「んー?日常をつづってるわけだよ。」
「お前がか」
「うん。楽しいよ?」
「そうか。」
藍が腰掛ける。
「らーん!あと30本!」
「多いな(笑」
「はやくー!!!」
「はいはい」
たち上がって花火のところへ。
「六刀流!」
「あははっ」
「なーんかおもしろ・・・・」
そうこうしているうちに、残りの30本はあっさり無くなる。
「さて、そろそろ線香花火じゃの。ほれ、やろうぞ」
「んー!!」
メンバー全員で線香花火。
「あ゛づっ!!!」
「おまっ何した?!」
「線香花火の玉浴衣に落とした!」
「ヴぁっかーもーん!!!!!」
うわ、うっさ。
「だんだん目線になってきてる。やっべ」
怒る芝咲と藍。逃げる緋澄。面白いこの構図
「さーて、玉落ちたことだし、戻りますか」
「ん」
「そうさね。」
「戻ったらカキ氷よーん」
「おー!デザート!」
「朱詩元気さね・・・」
「食べ物!」
「そこか」




