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空屋!  作者: しき
17/19

SNSDと空屋3

続きです。あぁ大変(笑)

此処では日本語講座~空屋とSHちゃんの朝ごはんへ行く、迄デス。

「三日も寝てないの?」

「そ。寝たの30分ぐらいまえ。」



・・・・日本語だから、スヨンオンニに訳してもらわなきゃ。


『オンニ、藍さんなんて?』

SY『ん?寝たのは30分ぐらいまえだって』



・・・・それは、機嫌悪くもなるわ・・・


「藍、始めなくていいさか?」


あ、黒猫さん・・・


「久しぶりさね、ソヒョンちゃん。」


気づいて手を振ってくれる。ユナオンニやスヨンオンニと同い年の黒猫さんとはお友達だ。



『では早速だが始めよう。』


「空屋メンバー振り分けはこれだから、見ておくように。」

「はぁ〜〜い。」



「では三時間、きっちり頼むよ」


「休憩は?」

「んなん適当よ。」


・・・・ということで始まりました。


来飛、文、緋澄

「簡単な自己紹介から練習すんの?」


訳の解らない私達をよそに、たくみさんは話を始める。


『じゃ、まずは日本語の基礎から。日本語は50音で出来ています。その発音をきっちり覚えて下さい。これは宿題。じゃないと文字読めないからね。読めるようになってね。』


と来飛さん緋澄ちゃんそっちのけ。


「日本語の教材って半端ねぇ。」

「ビジネス日本語みたい」


「誰が使うのよ」


「そこ、煩い。スヨンちゃん、」


SY「あ、はいっ」


「来飛と会話してごらん。」


SY「はい!」




暫くして

コンコンコン


「社長、文」


やってきたのはトゥギ兄さんみたいな人。あ、見た目がね?


「葛、」

「斑屋さん!」


「おう来飛。」


来飛さんがマダラヤさんに飛び付く。



「三時間経ったぞ。社長、このあとはマリネットとマリオネットの幹部たちと会議です。」

「はぁい」


「飛行機を取った。全員帰国だ。」


「俺も?」



芝咲さん、なにかあるのかな


「あぁお前もだ。」

「俺こっちで仕事残ってんだけど・・・」

「そちら優先だったな。」


マダラヤさんはタクミさんに声をかける。


「俺が一緒だから心配すんなって」

「先輩が?」


「なんだ芝咲、俺じゃいやか?」


芝咲さんの肩に手を回し、ニタリ、と笑いながら顔を覗くタクミさん。


ん〜話について行けない。


そんな空屋メンバーを放置して、


『じゃぁソンミンくん、此処までを復習しておいて。それから今日やったこの曲の日本語訳が宿題ね。キュヒョンくんとリョウクくん飲み込み早いから、反復を繰り返すこと。トゥギさん、シンドンさんヒョクくんは此処まで。シウォニは此処までね。あんまり丁寧すぎてもちょっと。発音はイケてる。イェソンさんもその調子。ヒチョルさんもう少し。前より上手くなったから。ドンヘくんも上手くなった。よし、宿題はこっから此処まで。』


話を聞いていたのか違うのか。藍さんは相変わらずマイペース。


『私の番号だ。解らないことがあったらかけてきていい。・・・・仕事中以外は出られる。から』


SM『わかりました!』



嬉しそうに受け取るソンミン兄さん。


『ジュヒョンちゃん』

『はいっ!』


え、え、何?私何かした?


兄さんや弟達がきょとん、とした顔で私や藍さんを見る。


『明日の朝一でこちらに来る。朝食でも如何かな?』


にこり、と笑った顔は、さすがモデル。物凄く綺麗。


『必ず行きます!』


藍さんからのお誘い久しぶり。私の反応に、満足そうに


『では諸君、またね』


・・・・藍さんのお陰で、私は兄さんや姉さん、弟達に質問攻めにされることになったのは、

藍さんには秘密。


翌日。

『じゃぁ姉さん、行ってきます』


とんとん、と靴を履いて姉さんの方に振り返る。


TY『羨ましいわよ、あの藍さんに食事に誘ってもらうなんて』

『多分藍さんだけじゃないですよ』


藍さんと面識があって、仲良しって言うのが、私なだけ。


TY『それでもよ。狡いわ』


『姉さんも今度一緒に行きましょうね』


TY『ありがとう、ソヒョン。』


笑う姉さんはやっぱり綺麗。藍さんは、もっと綺麗なんだ(笑


『行ってきます。』

TY『いってらっしゃい』



姉さんに見送られて玄関を出ると、


『おはよう、ジュヒョンちゃん』


黒いダメージスキニーに、白いチュニック。10cmピンヒールのパンプス。

綺麗だなぁ・・私服は多分、来飛さん監修だと思う。藍さんは自分にあんまり興味が無いから。


『おはようございます。藍さん』


『さて、行こうか。君の仕事は、今日も早いんだから。』

『あ、はい』


私の手を取って歩き出す。こういう自然なところが、女の人に人気な理由なのかな・・・。


『ジュヒョンちゃん?』


「あ、あの、らん、サン」


日本語で話しかけると、軽く驚いた顔をする。


「おや・・此処まで上手くなるなんてね。」

「オンニ(姉さん)が、オシエテ、くれました」


おぉ。と嬉しそうに笑ってくれる。


「そうか。君はもっと上手くなるよ」


『藍さんが教えてくれるんでしょう?』

『君がそう望むならね』


クスクス、と笑って藍さん達の宿泊するホテルに。


「お帰りなさい!おなかすいたよー!」


出迎えてくれたのは、緋澄さん。


「緋澄、来飛は?」

「らいとー↑なら今お風呂だよ?」


藍さんたちとのご飯は毎回ここのホテルのバイキングと決まっている。


「おはよう!ジュヒョンちゃん!」

「オハヨウゴザイマス、ヒズミさん」


嬉しそうに笑ってくれる緋澄さんを見ると、嬉しくなる。


「お先にご飯へれっつごー!!!」


意気揚々とご飯へ向かう緋澄さんを見ると、楽しい。


『ねぇ藍さん』


『ん?どうしたの?』


『ご飯、行きましょう?おなかすいちゃいました。』

携帯だと長く書けないのが悲しい。

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