舛岡富士雄(ますおか ふじお)氏はなぜノーベル賞をもらえないのか
彼の発明は二つあります。
①1980年と1987年にNANDとNORメモリを発明しました。現在、電子機器のあらゆる場所で使われています。
②1988年、「GAA」構造のトランジスタ(当時はSGTと命名)を発明しました。今、最先端の半導体の構造です。
NANDメモリといってもわかりずらいですね。多く方が使っているスマホや写真機で使われているSDカードがわかりやすいです。それと、PCやデータセンターの記憶に使われるSSDです。
東芝に所属していた時代に発明しましたが、上司には評価されず、結果、現在ではサムソンやSKハイニックスが、世界で大量に製造しています。日本では、東芝から分かれたキオクシアで作っています。2026年の夏には、AIブームに乗り巨額の利益が出たことで話題になりました。
●ノーベル賞をもらう条件
選考委員会は、「その論文がどれだけ多くの研究者に引用され、実社会の役に立ったか(歴史の証明)」を何十年もかけてじっくり審査します。彼は特許を出しましたが、論文の被引用数はそれほどでもないとAIは答えています。
もう一つの条件が、「人類に最大の利益をもたらした発明や発見」です。これは、例えば、青色LEDの発明した中村氏にも該当しますね。これは満たしています。
それと、3人が一組になるのですが、いないんですね。無理やりに列挙すると、サンディスクの創業者(エリ・ハラリ氏)、NANDメモリの欠点である自然と壊れることをフォローするコントローラを作ったM-Systemのドヴ・モラン(Dov Moran)氏ですかね。
サンディスクは、1991年には世界初となるフラッシュメモリベースのSSD(2.5インチ、20MB)を発表し、現代の高速ストレージの原型を作りました。
イスラエルのベンチャーM-Systemは、日本のパチンコ、パチスロを作っていたサン電子など日本のゲーム業界へに、同社のDiskOnChip」というフラッシュメモリ製品 を大量に売り込んでいたんです。パチンコに画像データが大量に必要になった大型LCDが搭載される時代に大容量のストレージが必要で、HDDは振動で壊れるんですね。
NANDメモリに絶対にデータが消えない、壊れない魔法の記憶媒体になるコントローラを作ってフラッシュメモリ製品を売り込んだわけです。
ぜひ、2026年10月にはノーベル賞をもらってほしいです。




