2/2
安宿を求めて
チェンナイに降りてから差し当たり向かったのは市内でした。スリランカへ渡る際に使ったのもチェンナイ国際空港でしたが、その時は市内へ立ち寄らず、カンニャークマーリからバスを乗り継いで直接空港へ行ったので、チェンナイがどんな街なのか知りませんでした。
まだカオサンの古本屋で買った旅行案内を手放さないでバックパックに入れていました。それには、「エグモア駅」の近くにおススメの安宿が載っていました。(チェンナイには主要駅が二つあって、一つが「エグモア駅」、一つが「セントラル駅」でした。)
安宿を求めていました。放浪するからには安宿です。アフリカから歩いてインドへ渡った空手家のように、不潔も悪臭も恐れない旅 ─ それこそ放浪。アヌラダプラ以来、安宿のイメージが変化してしまいました。




