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やったぜ。7  作者: 水前寺鯉太郎


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第1話

投稿者:土方のわし 2026年4月1日

 やったぜ。今日から四月という名の「新期プロジェクト」が着工じゃ。岡山城と後楽園の桜という名の「季節限定・高密度装飾パネル」が、卑しいほどに綺麗じゃ。

 旭川の川沿いという名の「搬入路」を走れば、桜の花びらという名の「軽量資材」が風に乗って車内の深淵まで一気に舞い込んできよる。

 鼻を一ミリの隙もなくひくひくさせると、春の柔らかい土の匂いと、花の蜜という名の「官能的な甘い流体」がドロドロに混ざり合っとるわ。あぁ~~たまらねえぜ。

 だが、わしの現場には新人の兄ちゃん(25歳)という名の、出口のない「高輝度な異物」が突っ込んできた。金髪という名の反射パネルに、耳元にはピアスという名の「発光ユニット」。まさに、一ミリの猶予もない「生」の暴力じゃ。

 54歳のわしや、45歳の兄ちゃん、還暦のおっさんという「経年劣化の進んだ熟練重機」が、泥まみれの地下足袋という名の「高摩擦タイヤ」でじりじりと踏ん張っとる横で、こいつは真っさらな、白濁したような安全靴(新品)を履きよる。

 鼻をひくひくさせると、シトラスの香水という名の「軟弱な芳香添加剤」の匂いがドバーっと漂ってきやがる。もう、おえんわ。

「わしさん、よろしくお願いしまーす。マジ現場、パないっすね。バイブス上がりますわ」

「……兄ちゃん。その金髪という名の反射パネルが、現場の泥という名の『重厚な塗料』で一気に茶色く染まるまで、一ミリの隙もなくしごいてやるからな。生の盛り合いをしようぜ」

「あの、このスコップという名の『手動掘削用アタッチメント』、どう持つんすか。操作の出口が見えねえっす」

 わしは無言で、汚れ好きのプロフェッショナルとして、スコップの「一ミリの狂いもない打設手本」を見せてやった。

「マジっすか。一気に突うずるっ込む感じ(ストローク)っすね。ありがとっす」

 横では、45歳の兄ちゃんという名の「旧型ユニット」が、複雑な、身悶えするような顔をしとる。自分より二十歳も若い「新・兄ちゃん(最新型)」の出現に、自分のアイデンティティという名の「ポスト(出口)」を失いかけとるんじゃ。

 還暦のおっさんという名の不純物は「……あの耳の光る発光ユニット、一気にパージして換金し、パチンコの種銭(軍資金)にできるんですかね」と、卑しい目で抜かしよった。

「できん。お前の煩悩という名の『不法投棄』の出口はそこじゃねえ。一ミリの妥協もなく作業に戻れ」

「……そうですか。世知辛い盛り合い(共生)ですな」

 それからはもうめちゃくちゃや。新人の手つきを一ミリの隙もなく舐めるように監視モニタリングし、追いスコップという名の「高効率・掘削術」の極意を、しこたま実演で見せてやったわ。

 ――静かに、花見という名の「絶頂竣工」を味わいたい。

 アパートという名の本拠点に帰ると、留守番しとった太郎という名の「最高監査役」が、わしの作業着にこびり付いた「シトラス」という名の軟弱な成分を、不審そうに一ミリの狂いもなく嗅ぎよった。

「新しい、設計思想の分からん異物が現場に突っ込んできたんじゃ」

 太郎が白濁した目でわしの顔を一気に見た。しばらく念入りに「生の成分」をスキャンして、尻尾という名のプロペラをじりじりと、ゆっくり一ミリずつ振った。

「お前が、新人の『現場適合性(合否)』を最終審査するんか」

 太郎は答えん。ただ、新しい匂いの深淵を一ミリの隙もなく確認しとるだけじゃ。

 こんな変態親父と、2026年春の「新人解体・再構築遊び」、しないか。

 あぁ~~早く、金髪もろとも現場の泥にまみれようぜ。

 岡山の後楽園の外周、新人の金髪という名の「高輝度ターゲット」を遠目に舐めるように監視しながら、一ミリの狂いもなく待っとるぞ。

 

 ――新人の頭部を一気に再塗装する「黒髪戻し」という名の『黒色遮光コーティング材』をしこたま持って来てくれる奴、おらんかのう。

 

 土方姿という名の「本来の皮膚」のまま、54歳のわしは2026年の春、この金髪のバイブスを、現場の漢の咆哮という名の「生の振動」へと、ドバーっと一気に変えてやるんじゃ。

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