第1章~第6章のまとめ
ロシアの辺境の森の中をイヴァン、レスター、アリスターが進んでいく。イヴァンは熟練の兵士であり、レスターとアリスターの先生だった。彼らが雪の中を進んでいく中でレスターが雪に足を取られ躓いてしまう。それを見たイヴァンは二人が限界に近い事がわかった。イヴァンは二人が休めるように木陰を探していると突然スナイパーに撃たれてしまう。レスターも撃たれアリスターはスナイパーに反撃するが、殺されてしまう。
昭がナーヴの接続を切ると、ロシアの辺境から昭の自室へ意識が戻ってくる。ロシアでの出来事は全部電脳世界の出来事だった。昭は現金輸送車の襲撃のブリーフィングのために自室を後にする。
約束の場所で依頼主の大塚裕也の持ちビルであるリバーサイド九品寺に着く。部屋に通されると昭の知り合いである片山徹と痩せこけた男の久保学がいた。ブリーフィングに遅れてきたのが橋本龍也。
現金輸送車襲撃のブリーフィングが始まる。大塚裕也によると現金の電子化によって銀行が預金準備率に従って現金を残しておく必要なくなった。それによって動かせる金額を増やすために複数の銀行が預金準備率に従った現金を貸し合っているという。片山徹は現金を動かすタイミングで襲撃し現金を奪う計画を立てた。