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48. スパと公園

 



 やって来ました。本日2度目の神殿です。


 まずは、神殿のある小島を拡張して、神殿の裏にスパ施設を建設。神殿に裏口を作って通路を作り、外から見えないようにもした。


 温泉やサウナ、プールや岩盤浴、エステにマッサージ、ヨガスタジオにフィットネスジムなどなど、美容、療養、ダイエット等の様々なサービスを受けられるように設定。


 インストラクターなどは若い男女のアンドロイドで設定して、今夜からすぐにでも神様達に使ってもらえるようにした。



 施設の受付に注意書きをするのを忘れない。



 1. 使用出来るのは神殿と同じく、当日の仕事を終えた神だけ。

 2. 使用できる時間帯も神殿と同じ。

 3. エステやマッサージはアンドロイドに制限があるため、一日の施術人数は10人にします。(予約可能)

 4. 万が一にもルールやマナーを守れない神様は出入り禁止。


 *ご意見ご要望は神殿のホワイトボードまで。



 よし!ひとまずこれで様子をみようかな。

 神殿にホワイトボードを増やしてから校舎裏に戻る。


 そこには公園の遊具を不思議そうに見ている子供達がいた。


「ウタちゃん、あれなぁに?」


 同い年の女の子、アリスちゃんが瞳をキラキラさせて聞いてくる。

 やっぱり見知らぬ遊具ばかりなんだろう。


「ここはみんなの遊び場にしようと思ってるんだ。

 みんな、今日の仕事は終わりかな?

 そしたらお昼まであと少し、皆で遊ぼうか。」


 この場にいない子にも通話で呼びかけて集まってもらう。ちびっ子達のお世話は10歳以上の冒険者組に任せよう。


 まずは短い普通の滑り台から。

 最初に見本として私がすべってみる。滑り台とか10年以上ぶりとかじゃないかな?


 あぁ懐かしい(笑)こんなだったわ。


 後ろから続々と滑って来る。


 ローラーの滑り台や長い滑り台、ワイド滑り台で一斉に皆で滑ったりして遊んだ。



 ブランコは座り漕ぎと立ち漕ぎを教えて、4人乗りブランコとタイヤブランコで分かれて遊んだ。



 雲梯と登り棒は筋力の付いた歳上組が筋トレ道具として活用を決めたようだ。



 ジャングルジムはくぐったり登ったりだけじゃなくて、ジャングルジム鬼ごっこをしたりした。

 普通のジャングルジムより回転ジャングルジムの方がやっぱり人気みたいだった。



 鉄棒は、前周りや逆上がり一回が精一杯だった私がグルグル回った(笑)

 いやー運動神経も抜群なんじゃないかなこの身体。


 あとは砂場でつるっつるの泥団子作ったり棒倒ししたり、ターザンロープやシーソー、山型のトランポリンや巨大トランポリンで飛び跳ねて遊んだ。


 3歳のミアちゃんはウマ?のスイング遊具がお気に入りみたいでずっとゆらゆらしてた。




 お料理チームからお昼のお呼びがかかったので、皆で手を洗いお昼ご飯。



 今日はボア肉でカツ丼とカツサンド。

 揚げ物の練習がてらたっぷりカツを揚げたらしい。

 今度、海老カツとかコロッケとかパンに挟んでお手軽に食べられるのを沢山作ってもらおう。ホットサンドもいいな。


 カツはサクッとジューシーに揚がっていてめちゃくちゃ美味しかった!


 食後に緑茶をすすりながら皆でお喋りをしていたらアルバート達から連絡が来た。



 なんでも王都のヨハンさん達第二騎士隊のところまで盗賊を連れて行かなきゃいけないみたいだ。


 凍らせた盗賊10人はアイテムボックスのスキルを持ってるオースティンに託すとして、アルバート達5人だけで残り全員を連れて行くのは大変そうだけど…



 そうだ!馬車の荷台に空間拡張の付与をして…重量軽減も必要かな?結界も張っちゃおっか!

 荷台というか座席とシートベルトまで《創造魔法》で作って…もうバスみたいになっちゃった。(笑)


 それからネットショップで小さいけどリアルな白馬の人形?ぬいぐるみ?を購入。足にローラーが付いた馬の玩具も見つけたけどさすがに不自然すぎるかな?と。(笑)

 あとはちょちょいとアクセに付与をして。


 最後に、隷属の首輪の契約者をアルバートに変更してから、騎士隊を出したのと同じ場所に出入り口を繋げる。



 アルバート達が馬のぬいぐるみのシルバー (命名ウタ)にネックレスを付けると、シルバーはみるみるうちに大きくなり、まるで本物の馬のように動き出した。


 名付けて〈生命のネックレス〉


 このネックレスを付けると人形だろうがロボットだろうが〝まるで生きているかのように〟動き出すのだ。

 生命を吹き込む、とかなっちゃうと神の領域だと思うので、あえて〝まるで生きているかのように〟という訳だ。


 毎回馬達に頼むのも申し訳ないし、アルバート達ならダンジョンで見つけた魔道具って事にできるだろうしね。


 餌も休憩も要らないし付与しまくったから速いしパワーもある。荷台にも重量軽減の付与したし、シルバー一頭だけで盗賊もアルバート達も全員乗せて運べる。

 多分この後ダンテスに行くんだろうし、第二騎士隊と王都の騎士を乗せても軽々とちょっぱやでダンテスまで行けるだろう。


 使わない時はネックレスを外したら元の大きさに戻るからオースティンのアイテムボックスに入れておけるしね。


 さて、マッハで見えなくなった馬車を見送って、(なんか悲鳴が聞こえた気もするけど)秘密基地に戻り、今後について考えていく。








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