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「あの日」からののお話-2
そんな日々を思い返していた。
初めてギターを手にした日のこと。
自分で音楽の勉強をしようと思ったこと。
パソコンを買って、毎日のように必死になって画面に向かっていた。
神様のようになりたいと思った。
でも、
どれだけやっても、努力をしても
上を見ればまだまだ天井人
手を伸ばしても届きそうな気もしないほど
遠い遠い存在だった。
事実、自分の5年間の話がこんな数千字なんかでまとまってしまうものだった、
十分足らずで5年間の全てを話切ることができてしまった。
本当に無駄な時間だったのだろう。
自分で痛いほど感じた。