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二話 チュートリアル

少し短めですが文の切りがいいのでここで投稿します。

 っはぁ!んだいきなり意識が落ちたな、何だってんだ?

えっと、確か気づいたら身動きが取れなくて、そのまま動こうとし『対象意識の覚醒を確認、チュートリアルを開始します。』っとなんだ!チュートリアル?



『はい、チュートリアル、です。初めまして!私は神具サポート機構13番、ニューと申します。よろしくお願いします』



 「...はい、よろしくお願いします」



『OK!対象からの承諾を確認。チュートリアルを開始します。...まず初めの質問です。【世界の崩壊】、についてどこまで覚えていますか?』



 「世界の崩壊?ッッ!...ああ、覚えてるよでも本当に話さなきゃいいけないのか?」



『いいえ強制ではありません。しかしあなたの元の肉体は消滅、つまり死んでいることを納得いただきたいだけです。無理に語らずとも、納得もしくは理解いただければ十分です』



 「ああ、それにつ『無理に声に出さずとも私には伝わるので、思念でどうぞ』...ああ、そうかい。じゃあそうさせてもらうよ?

で、何だっけ、俺が死んでいることについては理解している。

むしろ死んでなきゃおかしいくらいだしな。

で、チュートリアルってんだからこの状況についても説明がもらえるんだよな?...いやもらえるよね?



『勿論です。それでは本編に入ります。まずあなたは転生しました。

転生とは、魂をそのままにして、宿る肉体を変更することです。ここまではいいですか?』



 ああ、OKだ、つまり生まれ変わったってことだよな?



『はい、そうとも言いますね。次にあなたの肉体についてです。

あなたの肉体は、いわゆる人間といわれる生物のものではありません。

我々の方では纏装(てんそう)と呼ばせていただいております。

一部では「かっこよく」纏装(クレイシア)などと呼ばれる方もいらっしゃるようですが。』



 ええっと、、、それはどうなんだ?いいことなのか?



『?...ああ、それは人の主観によるでしょう。私の一存では決められませんよ。

前世よりも肉体のスペックが上がったと喜ぶもよし。

機械仕掛けの、生命体といえるのかすら不明な存在へとなってしまったとことを嘆くもよし。

すべてはあなた次第ですよ。唯、元に戻してくれとかできるはずのない注文は受け付けていませんので無茶は言わないでください。』



 ん?別に元に戻せとは言わないが、あんたらの主は「勝者」だろ?肉体構築ぐらい余裕じゃないのか?



『...できないことはありませんが、

データが消し飛んだ肉体の情報を収集しなおした上で再構築、

さらには自分はこの肉体で死んだはずだという意識を持っている魂を適応させるためのプログラム構築。

単純に聞こえるかもしれませんがこれらにはかなりの「時間」と「労力」と「材料」と「エネルギー」が必要なのですが? が?

いえ決してわが主ができないというわけではありませんとも。

そこのところははっきりしていただきませんとね、お分かりですか?』



 お、おうわかったぜ、でも自分の肉体が変わったはずなのに違和感があんまりないな。

これとか腕四本ある感覚なのに違和感どころかなじみさえ感じるんだが...



『それについてもプログラムのたまものですね。

あなたがこの世界に適応するためのプログラムですから、もちろん肉体面のフォローもしてあります。』



 そうか、肉体面以外では、何があるんだ?



『そうですね、肉体面以外では、言語翻訳プログラム、他の纏装の探知機能、

極めつけは「第七拾壱世界包内蒼空型第四世界における進化法則適応プログラム」ですね。』



 ...どういうことだ?



『フフフ、それはですね、「この世界における生物や特定の道具等」は進化するのですが、

その法則を貴方にも適応できるようにしたということですよ。

つまりあなたは進化する兵器へと転生したと、そういう事なのです!どうですか!素晴らしいでしょう!』



 おお!それは純粋にすごいな!



『はい、しかも纏装のプログラムは我々によるお手製でして、

中に入る魂に合わせてしっかりとカスタマイズをさせていただいていますので、

よりなじみやすくなっているかと、私からのチュートリアルではその動作確認も行うので、

楽しみにしておいていただければと。』



 OKだ。その動作確認というのはどこで行うんだ?



『はやる気持ちもわかりますが少し待ってください。

その前にあなたの置かれた状況、つまりこの世界での立ち位置を学んでいただきたいのです。』








そう。なんとノエルは...基本あほである。

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