付録. 番号持ちの巫女達 (ネタバレ若干あり)
ここに記した情報は、基本的には本作の何処かで記載されたものとしているつもりです。ただ、筆が滑ってしまったケースがあるやも知れません。
名前が記載されていないのは内緒だからですが、誰なのかを考えながら読み直していただくのも楽しいのではと思います。あ、本作に名前が出てきていない人も勿論います。
本来的な黎明殿の巫女はアバターの身体を持ち、番号が割り当てられている者だけとなっている。
1番。アーネット(アーネ)。本作の中では、国仲藍寧の名前でダンジョン協会の職員をやっている。名実共に創られし巫女。始まりの巫女とも呼ばれる。季が婚活と出産に勤しんでいる間、代わりに時空管理室に常駐していた。ゾーンが使える。
2番、一ノ長。あるいは一ノ里長。一ノ里所属の巫女は、後に第一隊と呼ばれるようになった。戦闘担当。純粋な体術は巫女の中で一番だが、美亜の持つ反則的な技には勝てないし、勿論、季にも勝てない。
3番、二ノ長。本作未登場。調査担当。本作の時点では、第二隊は異世界に行っているらしい。
4番、三ノ長。三ノ里は研究所。本作の中では、卯月美亜の名前で、新宿にクリニックを開いている。デリアと呼ばれることがある。ゾーンの遣い手で、娘の季の師匠。季の出産以降、週末の時空管理室のシフトに組み入れられている模様。周囲を顧みずにやり過ぎることがあり、アーネットからアバターを与えて貰えなかったが、自分で自分の身体をアバター化してしまった凄い人。通常の判断は冷徹であるが、娘の時(季)には弱く、孫の灯里には甘い。アバターのコアが作れるただ一人の巫女。
5番、四ノ長。本作未登場。会話の中で名前だけが出て来た。四ノ里は第四隊とも呼ばれ、担当は総務。以前は、黎明殿本部の事務局の運営を第四隊が担っていたこともあり、今も本部の巫女、すなわち表の巫女には第四隊所属の巫女がいる。
6番、五ノ長。五ノ里は第五隊とも呼ばれ、担当は渉外。本作の時点で、黎明殿本部の事務局の運営を任されている。そのため、最近に登録された本部の巫女は第五隊所属が多い。
7番。東護院家の初代。本作未登場。
8番。南森家の初代、南森一葉。万葉との区別のために「初代一葉様」と呼ばれることがある。
9番。西峰家の初代。本作未登場。昔の文献に一恵の名があった。娘に次恵がいるらしい。珠恵が北杉家当主になった後に西の封印の地にひょっこりと現れて弓恵を慌てさせたとの噂もあるが、真偽のほどは不明。
10番。北杉家の初代。本作未登場。
11番。本作未登場。一ノ里の長代理。名前は栞。一ノ里が纏まっているのは、この人がいるから。誠に有能な副官である。
12番。本作未登場。
13番。本作未登場。
14番。本作未登場。
15番。第三隊。三ノ里の孤高の天文学者。浜鳥真弓の名で、白里雪希と同じ高校に入学、そのまま同じ大学に進学。昔、麻由と名乗っていた時期がある。研究所所属だけあって魔道具の扱いには長けている。だが、魔道具をいじるより、天体観測の方が好きである。それもあってか、西早大の宇宙物理学科に進学している。
16番。本作未登場。
17番。本作未登場。18番の双子の姉。
18番。本作未登場。17番の双子の妹。
19番。第三隊。昔、篠と名乗っていた。理亜の優秀な助手。戸籍上は、時鳥詩暢の名前の筈だが、結局、誰もかれもが「篠」と呼んでいる。
20番。本作未登場。
21番。第一隊。詩。篠郷の役場を預かっている二人の内の背の高い方。ボクっ子。
22番。第三隊。白里雪希、昔の名前は雪。現在の親との直接的な血のつながりはなく、本来は白里家の養女に相当するが、美亜の働きにより実子の扱いとなっている。三ノ里に住んでいたことがあり、魔道具についての知識もある程度は持っている筈だが、良く分からない。
23番。本作未登場。
24番。本作未登場。名前だけ出て来た。
25番。第四隊。叶和。本部の巫女、北海道担当。表の巫女で唯一アバターの身体しか持たない。
26番。本作未登場。
27番。本作未登場。
28番。第一隊。結。篠郷の役場を預かっている二人の内の背の低い方。ツインテールだったり、我とか言ったりしているのは、某紅の人、じゃなくて闇の人の真似ではないかという噂あり。
29番。本作未登場。
30番。本作未登場。三ノ里の薬草博士。ここまでが第一期の巫女達。当初はこの30人目で最後としていた。
31番。季。あるいは向陽時乃。美亜の娘で祈利の母。時空の管理人、最強の戦巫女の異名を持つ。生まれながらの巫女であり、ゾーンの遣い手。実戦経験豊富であり、実力は母を凌ぐ。呼び名は伊達ではなく、巫女の中では最強。以前は寡黙だったが、現在はお喋り。最近、黎明殿の運営に口出しするようになったのは、美亜のストッパーとしての役割を期待されてのこと。月曜日から金曜日は時空管理室に常駐。
32番。月夜、あるいは津久世。美亜の娘で季の姉。中央御殿の管理を担う。寝るのが好きで、掃除・洗濯しているとき以外は大抵寝ている。過去、美亜に殺されかけたが、それによって巫女になった。ゾーンが使えるものの、戦闘は好きではない。でも、戦わせれば強い筈。きっと、多分。
33番。本作未登場。
34番。本作未登場。
35番。本作未登場。
36番。本作未登場。
37番。本作未登場。
38番。第四隊。烏丸花楓。本部の巫女、東北担当。以前は関東も担当していた。陽夏(朱音)のナンバーズ入りを画策していた。巫女になってから何十年も裏の巫女として活動していた。表の巫女になってからは二十年ほど。北杉空音と何らかの関係があるらしい。
39番。本作未登場。
40番。本作未登場。
41番。時空管理室のシフトに入っているらしい。従い、珠恵と面識あり。
42番。本作未登場。会話には出て来た、と言えるかどうか。
43番。空番と言われ、織江が使っている。時空管理室のシフト表に43と記載されていたら、それは織江のこと。だが、勿論、織江は巫女ではない。本作では織江が戦う場面はないが、紅の御柱の分体なのだからその実力はいわんやをや。ただ、世界への直接的な関与はルール違反であることから傍観者に徹している。時空の狭間は世界ではないのでそのルールは適用されない。弓恵と面識あり。
44番。第一隊。
45番。本作未登場。
46番。本作未登場。
47番。第四隊。篠郷菜緒。本部の巫女、中部北陸担当。本作の三十年ほど前に巫女となる。アバターの身体を得ると同時に本部の巫女として登録。
48番。第四隊。暮里千景。本部の巫女、九州沖縄担当。本作の二十五年ほど前に巫女となる。
49番。第二隊。本作未登場。
50番。第四隊。本作の時点では、四ノ長の養子で同じ家に住んでいる。もっとも、四ノ長は影も形も名前すらも出てきていない設定だけの存在、と言いたいところだったが名前だけは出て来た。
51番。第五隊。石蕗有麗。本部の巫女、関東担当。隊は違うが、花楓と仲が良い。鴻神研究室に出入りしている。絵が上手く、イラストレーターの有田川麗のアシスタントもやっているとのことで、有田川麗の部屋を出入りしている姿も目撃されている。自分でイラストを描いたTシャツなどを販売しつつ自分でも着用。巫女になったのは大学在学中のことで、本作の十五年ほど前。
52番。第一隊。本作未登場。
53番。第五隊。八尋美玖。本部の巫女、中国四国を含む関西担当。有麗をライバル視しているが、美玖の一方的なもので、有麗には張り合う気が無い。巫女になったのは早く、中学生の時。
54番。南森柚葉。元々夏の巫女。火竜を全力で倒した時に死に掛けたが、アバターの身体で再生された。普通、生まれながらの巫女にアバターの身体を与えると言うか、アバターの身体の創造を支援するのはアーネットの役割だが、柚葉にアバターの身体を与えたのはアーネットではない。
55番。暫く不明だったが、柚葉が東護院清華の身体を完全にアバター化した際、胸にこの番号が現れた。つまりは、清華はある程度の期間、中途半端にアバター化された状態だったことになる。清華の身体をアバター化したのは、勿論、柚葉。
56番。姫山愛花。本部の巫女だが担当地区を持たない。柚葉のチーム。10番の後は32番の月夜以来、アーネットから、しかも幼少期に力を授けられた人。そのため、巫女の力を与えることができ、ある意味では六ノ長。しかし、当人はそのことを自覚していない。なお、巫女になったのは幼少期であるのだが、当人に記憶はなく、ずっと力も封じられていた。作中で力を与えられたかのような表現になっているが、実は力の封印が解かれただけ。愛子の話から、柚葉はそのことに気が付いた。
57番。夏川摩莉。本部の巫女だが担当地区を持たない。柚葉のチーム。元々は冬の巫女で、名前は北杉朱音。西神陽夏は偽名だったが、後に芸名の扱いになった。過去のトラウマで、生身の身体では力を出せないものの、アバターの身体での活動には支障がない模様。
58番。天野祈利。生身の身体の時は向陽灯里。柚葉のチーム。季の娘。時空間認識はできるが、時空活性化領域認識ができず、ゾーンが使えない。生まれた時は黎明殿の巫女ではなかったが、事件に巻き込まれ死に掛けた時に愛花に力を貰い巫女となった。
59番。不明。不明と言うのはアバター保持者が不明であることを意味する。だが、この番号が西峰珠恵であるのは周知の事実。アバターのコアを使った時点で採番されるが、胸にエンブレムが現れるのは完全なアバターの身体となった時。珠恵はまだ完全なアバターの身体とはなっていないので、この番号が不明扱いになっている。珠恵をナンバーズに推したのは師匠の季。織江の後押しもあったかも知れない。ゾーンが使え、時空管理室にも出入りしている。紅の力は与えすぎではと思わないでもないが、与えてしまったものは仕方が無い。しかし、それでも本気の季には勝てない。季が半端ないと言うより、珠恵が力を出し切れていないのが原因。でも、それくらいで良いのではないだろうか。
60番。不明。とは言え誰かは自明。ここまでが第二期の巫女であり、60番はラストナンバー。
今後追加投稿するかも知れませんが、ひとまず完結の設定とさせていただきます。
お読みくださりありがとうございました。




