フクロウさんが通りますよ
目が覚めた。
冷たい感触。かつ、じめっとしている・・・苔かな?
なぜに苔の上?ベッドどこ行ったのよ。
起き上がろうとして、手をつけない。
羽が見える。
うーん、羽かい。
なににかい、翼が欲しい的な。
そういう深層心理ですか。
そんなイタい感じの欲求をまだ持ってたんですね。はいはい
翼があるってことは、イメージしたら飛べるパターンだね。
明晰夢なんだしね。
・・・・飛べない。一向に飛べない。
夢の中なんだから自由にさせてくれてもいいんじゃない?
なんなのよもう、、。
飛べないことがわかってから目を覚まそうとがんばってるのに、全然目が覚めない。
こりゃだめですな。あかんパターンです。
あきらめて流れに従いますか。
辺りを散策することにする。
じめっとしてたのは自分が目覚めたところだけみたいで、2メートル四方の苔ゾーンを出るとけっこうサクサクした落ち葉たち。
現代社会には地面が少ないですからね、結構気持ちがいいもんですな。
しばらくしたら細い水が流れている場所をみつけた。
よく見ると地面が傾斜しているっぽいかな?
この水ちょろちょろにそって行けば川とかありそう。
てくてく
はい見つけました、川です。
自分の姿を写してみる。
うーん、これは、ふくろう・・?ぽい。
ふくろうも結構種類があると思うし、こんな感じのふくろうもいるのかな。
ふくろう好きだったっけ?なぜこの姿を選んだ、マイ深層心理よ。
というかふくろうだったら飛べてくださいよ。
そして体感時間ではもう3時間はたってる気がするんだよね。
こんなに長い夢もそんなにない、年いちレベルですかね。ふんふん。
寒さは不思議と全然感じないんだよなー。
羽毛か?羽毛なのか?
と手をパタパタしながら歩いていると、川沿いにそこそこ大きな木がありましたとさ。
裏に回ると結構大きな穴が開いている。
そろそろ歩くのもくたびれたし、ここで休みますか。
休んでいるうちにめもさめるでしょ。
おやすみなさい。