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難病患者の'働く'を考える  作者: ryuji nakagane
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声が聞こえたから

「よし、やってみよう」


と思った後で


さて、どこから手をつけようか。


つけどころを探していた。



こうした場合、


まずは、今の状態の把握からだけど、インターネットは繋がっていないし、

周りには新しいことを考えようなんて空気は感じられない。


ただ、ひとつはっきりとしていることは、


相談にきた方々が、就職ができる。



この目的は、

僕の業務上の任務であり、

相談者の希望でもあり、

また、採用者が増えれば、この職業紹介の成果にもつながる。


つまりは、



就職できるサポートの仕方、ツール

ノウハウを見つけること。


目の前の難病患者の困りごとが軽減し、

ここにきてよかった…と思ってもらえる時間にもできるように、この時間を有益にすること。


自分自身が楽しく感じられる仕事になれば、

力も湧きやすい。


模索が始まった。


まずは、パソコン上に疾患ごとの特徴を整理し、

どんな配慮があると働きやすくなるかをまとめた、情報を整理していった。

すぐに調べられるように、フォルダをつくり、すぐに開けられるように仕込んでいった。


新しい情報は、アップデートした。



よし、これで、ある程度疾患の細かな情報も開けば、アクセスできるようになった。



やることは、山のようにあった。




履歴書や、職務経歴書をどうしたら効率よく、サポートできるか?



その日から、毎月のように、書店に並ぶ就活・就職本に目を通した。



長く病院での治療に携わってきたせいか、

休みに入る方々の療養

いかに'休むか'に気が向くところがあったのですが



しかし、世の中の共有されている情報ではないため、

そうした、病気を開示しながら、どのように企業と話をしていくか、については、


そこから実際に企業の声を聞いていく作業によって、企業が何を考えているか、

採用する事例が増えていくなか、


開示をした際の、事例が増えていった。



そのたびに話がでかる企業には、お話をうかがい、僕ら、行政や、福祉、医療現場の支援者がしらない謎てきをしていく必要があること、



まず、明らかになっていない事実に注視していくこと、



誰に聞いたらいいいのか。




企業と話をするフェーズに、早々にうつること、

そこからはじめようと、


小さな決心をした。


目の前に起こる現象を解析する、


そうすることで、


難病患者の就労の課題に光が差し込むんじゃないかと、



まだ電話線も繋がっていない窓口から

僕は、日本の課題を見続けていた。



なんとかなるんじゃないか…




世の中、あちこちに制約や制限がある


制限のなかからはじめよう、


できることが必ずある、


一点の光を探したのは、


光を探しているたくさんの難病患者からの相談、



その声だった。



その声が聞こえたから






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