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俺、何も貰ってないんだけど 2

寝る間も惜しんで書きました。少し乱雑な作りとなっていますがご了承下さい...

「ここはビギンズの町です」

 そうか、ゲームみたいな世界だからこーいう人もいるのか。

 というか...


「なんだあいつの服変だなー」

「きっと日本とやらの世界から来た奴だろ、見慣れたよ」

 

 やべぇ、早いとこ防具とか買わないと(使命感)

 そういうわけで俺はこの町の鍛冶屋へと向かった。


「へいらっしゃい!研ぎや防具の手入れ、購入までできるぞ!お前さん新顔だな、その服からして防具を買いに来たんだろ?」

 何この人俺の考えわかってる。てかこの世界の人は心でも読めるのか?

「丁度売れなくて困ってた新品の(よろい)があるんだ。初来店セールで5000C$に負けとくよ」

「マジですか!?ありがとうございます!」

 おれは早速店主から購入した鉄の鎧を装着した。着け心地は悪くない。だが肌を痛める危険性があるため絹の青いスパッツのようなものをくれた。

「お前さん武器持ってんだろ?結構錆びてるなぁそれ。俺が研ぎ直してやるよ!少しそこら辺をぶらぶらしてこいよ」


 こんな簡単に本格的な鎧がもらえるなんてツイてるな。と考えていた。しかし冒険者ギルドに行くことを思い出し、駆け足で鍛冶屋のおっちゃんに伝えてから冒険者ギルドまで行った。


「いらっしゃいませー。冒険者希望の方ですか?まずそちらの職業表を見て、なりたい職業を選んでください」


         ~ソードファイター~

 剣を使う初期職業。主に前衛での攻撃を担当する。盾を装備しての防御も可能。


           ~メイジ~

 主に攻撃魔術を使う初期職業。主に後衛での攻撃を担当する。杖を装備して魔力を高めることができる。


          ~プリースト~

 主に回復魔術を使う初期職業。中衛の立場にいる。鈍器を用いての攻撃も可能。


            ~盗賊~

 多彩な補助特技を使える初期職業。主に前衛。ナイフでの素早い攻撃ができる。


           ~冒険者~

 何でもできるが最大能力値が低い。チート能力のない一般人は大抵この職業に就く。極めた者のみある職業に転職できると言われる。


「自分のステータスはこの測定装置を使えばわかります。自分のステータスと照らし合わせてみると適切な職業が分かるとおもいます!」

 俺は測定装置を使って自分のステータスを見た。


 ヤマザキ リョウタ 限界値

 力    45 99999+x

 知恵 100 99999+x

 素早さ 30 99999+x

 守り 60 99999+x

 運 99 99999+x


「平凡ですね。冒険者を希望される方は一つずば抜けて能力値が高いひとばかりなのですが...」

 多分チート能力をもらった転生者だろう。

「じゃあ...何でもできる冒険者にします。俺一人旅するんで」

「かしこまりました。では冒険者ヤマザキ リョウタさん、楽しい冒険の日々を!」


                     ~数分後~


「随分と遅かったじゃないか。ホレ、お前さんの剣いい感じに研いだぞ。」

 かなり綺麗になっている。青銅だと思っていたが鉄のような感じだ。

「あっそうそう。お前さん冒険者になったんだろ?ならスキルポイントを使ってスキルを習得してみたらどうだ?」


 俺は気付かぬ間にポケットの中に入っていたカードからスキルを選ぶことができると教えてもらった。

 まず剣スキル、攻撃魔法詰め合わせ、回復系魔法詰め合わせのスキルを習得した。意外と横着なカードだ。


「剣スキルと魔法を使えるとようになったか。うちの裏にある練習場でやってこいよ」

 練習場に行き、剣を振る。

 いきなり手が軽くなり、まるで無双ゲームの主人公のように剣が振るえる。

 今度は魔法をやってみた。


「ファイアー!」

 サッカーボール位の火球が一直線に飛んでいく。

「ブルキド!」

 氷柱を落とす呪文だ。練習場がぐちゃぐちゃになる。

「キュアー」

 さっきまでついていたかすり傷がなんの跡もなく修復された。初期魔法だが便利なやつだ。

「ポズルナ」

 毒を消して自らの魔力も高める呪文だ。これは攻撃魔法との組み合わせもできる。


 一通りの(まだある)呪文を使えるようになったので、ひとまず宿に泊まることにした。この間助けてくれたソードファイター(多分)の人にまだ出会っていないが、もういいだろう。今日は疲れたから。

「お一人様1000C$となります」

 俺は速攻で金を払い、二階の部屋へ直行した。


            ~数時間後~

 

 まだ時間があるので明日の計画を練ることにした。明日はまずモンスターと戦い、お金を稼いで安定した生活ができるようにしよう。

 そして余裕があればあの青年を探そう。多分まだこの町にいるはずだ。


 俺が寝ようとした瞬間宿に大きな振動が起きた。

 何事かと思って一階のロビーをに駆け出す。


「はぁ?どうなってんだよ!」

 オッサンの怒鳴り声が聞こえる。

「すみません、すぐにお金はお持ちしますので...」

「そんなのはどうだっていいんだよ!俺の高級酒を返せよ!」

 うわっ、こういうのは嫌いだ...早く逃げよ。


「あぁ?なんだてめぇ俺を見て逃げやがって。それがこの俺バトルマスター職に就いている俺への態度かぁ?えぇ?」

「なんだその反抗的な目は!こっち来いボコボコにしてやるよ!」

 うざったいヤローだ。ここで一発戦闘するか。

「お前もなんだいきなり初対面の人に。いいだろう、お前が望むのなら俺は断固戦う。手加減はしないぞッ!」

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