まずはおやつの時か・・・・ん?
神出鬼没と言われても仕方ない?頻度での更新。
申し訳ないですm(_ _)m
「で・・・・?ナニコレ・・・・」
「何って・・・・ヨーカーンですが?」
「何言ってんだこいつ」と言いたげな顔で見て来るとか魔王である我に対して無礼すぎだろう。
「何言ってんだこいつ」
「本当に言いやがった!?いや!わた・・・・じゃなくて我の知るヨーカーンと違うのだが!?疑問持っても仕方ないと思うのだが!?」
手を洗ってルンルン気分で自室に戻ってきた我は目の前に置かれたソレに度肝を抜かれた。
絶望・・・・まではいかなくとも、それに近しい感情が我を襲う。
「あ、スミマセン。これカステルだかカストラだか、そんな感じのやつでした」
「ふむ、なるほどな?かすたいらなら聞いたことがある。だがな?」
メイドが、かすたいらだと、おやつだと言い張るソレに視線をやる。
きっと、おそらく、たぶん、これを見た者は我と同じことを思って貰える筈だ。
「コレ、スポンジ。おーけー?」
「・・・・かすたいらです」
「まだ言うか」
呆れ果てて溜め息と共に心の声を吐き出してやる。
「皿汚れてるよね」
「・・・・ソースです」
「オレンジ色のかすたいら聞いたことないんだけど」
「・・・・アレです。メロン入りです」
「この泡、どうみても洗剤だよね」
「はい」
「まさかの正直さ!?しかも即答!?クリームとかメレンゲじゃないんだ!?いやいや!そう言えば良かったのか!みたいな顔しないで!?」
もうやだコイツ!
「はぁ・・・・もういい、食欲失せた。寝る」
「・・・・え?あ、あの、ご、ご褒美は?」
何言ってんだこいつ。
なんだか凄いショック受けたような顔してるし。
その顔したいの我の方だからな?
「いつも粗相をしたら下さるではないですか!!はやく、はやく私を蹴りとば「明日決戦だから体力使いたくない。褒美になるなら尚更やりたくない」そんな御無体な!?」
まさか蹴りとばされたいが為にわざとやっていたとは・・・・通りで無礼が過ぎると思ったわ。
本当ならクビにしてやりたいのだが、「こんなの」でも魔王軍にとっての切り札なのだよなぁ・・・・。
「・・・・やる気を削ぐのは悪手、か」
生き物とはここまで絶望出来るものなのか。
そう思ってしまう程の表情で佇むメイドに一つの希望をくれてやる。
「明日からの決戦。確りと役目を果たせ。そうすれば・・・・いくらでも蹴ってやる。なんだったら踏みつけてもやる」
「誠にございますかぁっ!?」
なんと言うことでしょう。
まるで深淵を覗いたかの様な光指さぬ真っ黒お目目が、匠(我)の手によって夜空に輝く星々の様なキラキラお目目へと生まれ変わりました。
もしや、おやつに釣られる我よりチョロいのではないだろうか・・・・。
「まあ、いっか。寝よ」
これまた次回の更新は未定です。