こんな私だから
小笠原世羅
高校1年生。151cm、黒髪 ミディアム ストレートボブヘアー。メガネ着用、教室では普通の目立たない少女。
ガチャ
「ふぅ...」
学校が終わって午後4時半。
帰宅部の私はそのまま自分の部屋に向かい、バッグを置く。
「疲れたー、さて...」
実は私には人に言えない楽しみがある。
ベッドに腰掛けて、自分の足を持ってそのまま顔に近づける...
「くさ...」
黒の靴下を穿いたままの足は、顔に少し近づけただけで強い匂いが漂ってくる。
それもそのはず。
「この靴下ももう4日目だもんね~♪ん~!いい匂い...♡」
私は子どもの頃から、この足の匂いが好きで、嗅ぐことが癖になっていた。
文字通り癖になる匂い...。
今日は木曜日。
今週はずっと、今の靴下を洗わずに履き続けるつもり。
こんなこと、誰にも言えない...。
毎日の足の匂いチェックは密かな楽しみだった。
しばらく、足の裏を顔に密着させて、右足左足とかえつつ大きく息を吸う。
「♪~」
独特の刺激臭。
それも4日目の靴下の為、多くの汗を吸っていて匂いが濃い。
明日も楽しみ♪
靴下に手をかける。
そしてゆっくりと脱いでいく。
途中汗で引っかかって脱ぎにくい。
「あ......」
現れる私の素足。
靴下から解放されてとても気持ちいい。
両足とも裸足になった。
まだ私の楽しみは終わらない。
素足も顔を近づけて匂いチェックする。
「はぁ、はぁ、すーっ」
靴下のくずが指の間にある。
それを払いのけることはしない。
「はぁ...♡やっぱり好きだなぁこの匂い...なんでだろ」
両足を交互に嗅いでいく。
足の裏や指の間も隅々と。
すんすん...すんすん...。
「さてと...」
嗅ぐのをいっぱい楽しんだところで...。
次は少し勇気がいる。
「チュ...♡」
自分の足の裏にキスをする。
そして少しずつ舌をだして......。
チロ...。
「~~!」
しょっぱいような、苦いような、舌が痺れるような感覚。
チロ...チロ...。
少しずつ、少しずつ...足の裏に舌をつけていく。
一気に舐めてはいけない。
お腹が痛くなる(過去の私の経験談...)
「美味しい♡」
本当は一気に舐めたいけど...。
足の指をパクっと咥えて、チロチロと舐めていく。
「はぁ、はぁ」
なんだか変な気分。
変態だなぁ、私。
最近は、他の子の素足を見たら「嗅ぎたいなぁ」とか思っちゃう。
ヤバくない??私...。
匂いを嗅ぎつつ、チロチロと足を舐めて味わう。
指の間は特に味も匂いも濃い。
私は足の裏が全面濡れるまでじっくりと楽しみを謳歌した...。
とある休日。
私は一人で映画を見に行くことに。
「いってきます」
“お気に入り”のスニーカーを素足で履く。
このスニーカーは素足専用。
素足でしか履かないようにしてる。
すぐに蒸れて...というか、履く前から靴は匂う。
一度お洗っていないし。
履く前に靴の匂いもさりげなく、すかさず嗅ぐ私。
こんな私、気持ち悪い...?
また帰ったら、お楽しみ...♡