表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/47

花火

夜空に突如咲いた満開の花に、アスランは歓声をあげた。


「うわあ!キレイ!」


シッキムは、空を見上げた。


風の精霊の集会に、アスランを伴って旅に出て半月。


道なき道を往く日もあり

屋根のない場所で寝る日もあった。


その日は月のない夜で、満点の星空も美しかったが、空いっぱいに広がる光のカーテンと、色とりどりの花はこの世のものとは思えぬ美しさだった。


「綺麗だねぇ。」


「わふん」


「ねぇじーじ、これ、おうちからも見えてるのかなあ。」


「どうだろうねぇ。ほら、アスラン。冷えてきたから、テントにお入りよ。」


「ええー、もうちょっとみたいー。」


「ええー、もー、仕方ないなあ…」


シッキムは毛布でアスランをぐるぐるまきにすると膝にのせた。


そこにラッシーも乗っかってくる。


「重い…けど、あったかいな…」


シッキムは、孫と犬を抱えると、もう一度空を見上げた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ