ディアン友が増える
投稿する時って何時頃がいいんでしょう
個人的に三択で、0時か12時か書き終わったら出せ
なんですけど、意見あれば参考にしますね
俺と理事長、それに再試験を受けたいやつ400人くらいが第一武道場とやらに移動した
人数が減った。諦めた奴もいるのか
「じゃ、何かあったら止めるが基本的には小僧共に任せる。ディアン、好きに暴れてよいぞ。今回は特別に儂が結界を張ったからの」
元魔王の結界か。強そうだし、範囲魔法も使っていいな。なら
「分かりました。なら時間勿体ないので纏めてかかってこい。ほら、どうぞ?」
煽る。怒りで集中を乱すとともに密集する事による範囲殲滅を目的としている。その思惑通り
「調子に乗るなっ!」「お前如きに負けるはずが無い!」「死ねぇ!」「再起不能にしてやる!」「これで俺もAクラスだっ!」「オラァ!」「可愛い顔してるじゃないか、俺とヤらないか?」「喰らえ!ファイアーアロー!」「ファイアーアロー!」「ウィンド!」
煩い!一斉に喋るな!ていうか、聞こえちゃったけどホモ湧いてるだろ!誰だ!?
剣士と魔法使いが同時に攻撃してくるが、まぁ無害だ
「極大雷魔法、《雷乃泉》」
俺を中心に電撃が地面を走る。隙間など無い為に剣士勢は倒れた。飛んでくる魔法も空気中にも溢れる電撃に打ち消された
これは父さんから「これ便利だから覚えた方がいいよ」と言われた魔法。電撃を自在に操れるために確かに、かなり便利だ。威力もあるし
「ば、馬鹿な!」「極大魔法!?」「か、勝てるわけない!」「た、対戦相手の変更を要求する!」「ヤらないか?」「化け物だ!」「本当に子供!?」
どうやら戦う気はなくなったようだ。てか、またホモおったぞ!
「はい、おしまいじゃな。では全員出ていくが良い。勝てなかったんじゃからの」
大半はそこで帰った。ただ、数人残っている
ゴードン男爵の息子達だ。プライド高い奴らが残っている。ちっ、面倒なヤツら
「理事長、こいつは本当に10歳なのか!?」
「当たり前じゃろ。新入生じゃぞ」
あぁん?人のこと老けてるって言いたいのか?頭の毛を頭頂部だけ焦がすぞコラ
「10歳で極大魔法使いなど、有り得ない!」
「儂は使っておったがの。現魔王、アストレイ=マギ=クロールーノも10歳の頃には使いこなしていたものよ」
「それは……っ!」
「分かったらさっさと帰るがいい。来年また新入生として入ってくるか、他校に編入でもするといいぞ」
「くっ」
その言葉に言い返すことが出来ずに、部屋を後にする。最初から諦めて帰ってれば良かったのに
「お主には手間をかけたのぉ。何か特典をやろう。何がいい?」
え、なんかくれんの?何がいいかな
「あ、この第一武道場の様子は武道館に中継されておるから、滅多なことを言わない方が良いぞ?」
ま、マジ?さっきの見られてたのか。まぁいい。それにお願いも決まった
「じゃあ寝心地のいい寝具で」
俺がそう言うと理事長はポカーンとした後、笑った
「ほっほっほ。欲のないやつじゃな。分かった、お前の寮に運んでおこう」
うん、これでいいよね。別に必要なものはないし
◇◆◇◆◇◆
あの後はそれぞれクラスごとに説明を受けるらしいのでAクラスへ移動した。理事長が連れてってくれたのですぐ着いたよ
「ん、来たか」
教卓に女教師が立っている。担任だろう
「すいません。遅れました」
「いや、理事長の遊びに付き合ってもらってありがとう。席はあそこだ」
窓際の席を指さしてそう言う。窓際はいいよね。ラッキー
俺は言われた席につき、隣の生徒に「よろしく」と言って前を向く
俺が席についたのを確認して担任は話し出した
「さて、全員揃ったところでもう1度自己紹介しよう。私はセリア=タナート。今日からAクラスの担任になった。よろしく」
「「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」」
「うむ、いい返事だ。さて、ではまず何から説明しようか。あぁ、校内は私闘禁止。武器も極力抜かないように
んー、授業に必要なものは特に無いし……あ、選択コース決めなきゃいけなかったな
この学園はクラス別の授業の他に、選択式の授業のを受けてもらうことになっている。剣士、魔法使い、生産系、騎士とかだな。今のうちに決めておくといい。決まったら今から配るスクロールに書けば記録される」
俺は前からまわってきたスクロールを受け取ると、迷うとこなく魔法使いと記入した
「ねぇ、ディアン君だったっけ。君はどこに入るか決めたの?」
隣の生徒が声をかけてきた
「ん、決めたよ。ところで君は?」
「あ、ごめんね。僕はトゥーラ。トゥーラ=マレーシュト。一応子爵だけど、気にしないでね。それで、どこに入るの?」
「トゥーラだな。俺はディアン=フォーループ、これからよろしく。で、選択のことだけど、俺は魔法使いだよ。体を動かすのはあまり得意じゃないんだ」
棒振り回すけどな
「へぇ、でもあんな魔法使えるんだし当然かな。僕は悩んじゃうよ」
さっきの試合?を見ていたようだ。少し恥ずかしいな
「やりたいことを書けばいいんだよ。俺は魔法で楽をして生きたいから魔法を練習するんだ」
最終的に不労所得が貰えればいいな
「楽して生きるためだなんて、はははっ、ディアン君は面白いね!」
真面目なんだがなぁ
「でも、そうだね。やりたい事か。僕はね、魔王軍に入りたいんだよ」
大半のやつがそうだと思うぞ。俺はそう思った
「魔王軍で、魔王様の助けになりたい。人間達と仲良くなりたいし、お話をしたいんだ」
「………いい夢じゃないか。なら、僧侶なんてどうだ?傷ついた仲間を癒し、敵であっても殺さずにいられる。魔法も使えれば戦闘面も申し分ないと思うけど」
「そうだな……いいかもしれない。傷ついた動物とかも見てあげたいしね」
トゥーラはスクロールに僧侶と書き込んで提出した
「トゥーラ。僧侶コースで習ったこと俺にも教えてくれよ。その代わり、俺は魔法使いコースの魔法を教えてあげよう」
「それはいいな。二度美味しいってやつだね」
俺とトゥーラは笑い合う。この世界で二人目の友達が出来た