8「聖夜の奇跡を信じない。」単独つらい
12月31日 16時
凛奈の部屋
凛奈「ありえない」
美紗「初めまして、よろしくお願いします!」
凛奈「作者何考えてんの……? あたし受験生だよ、作者も受験生だよ、なのにマジで何考えてんの……!?」
美紗「あの、メタ発言はご遠慮ください」
凛奈「え……えっと、誰ですか……なんであたしの部屋にいるんですか、不法侵入者ですか……?」
美紗「いや、私連絡入れましたよね!? 年越しを一緒に迎えるメンバーとして選ばれたのでお家に伺いますって言いましたよね!?」
凛奈「聞いたような、聞いてないような……? っていうか、あたしの部屋じゃなきゃダメなの? たしかに掃除はしたけど、兄ちゃんの部屋の方が圧倒的に綺麗だし広いよ」
美紗「そうすると面倒なんで……」
凛奈「兄ちゃんは出したくないと」
美紗「そういうことです」
凛奈「まあいいんだけどね。っていうかどうせ兄ちゃん部屋にいないんだけど」
美紗「そうなんですか?」
凛奈「あいつはリア充だからね……彼女いないけど」
美紗「あ、そうなんですね……?」
凛奈「えっと、ところでこれいつまで続くんですか?」
美紗「年越ししてからかなりありますね」
凛奈「めんどくさい……こんなことやってる暇があったら勉強したいんだけど……」
美紗「じゃあ、出番じゃない時にお願いします」
凛奈「ええ……めんどくさい……」
17時の回に続く。