いよいよ決着?
3月6日 4度目の投稿です。
予選のルール説明が1度目の投稿ですので、その話から読んでください。
武神の拳が俺の顔面に当たろうとしていた時、俺は考えていた。
もうコツは掴むことが出来た。後は距離を取るだけ。じゃあその距離はどうやって取るのか?その答えは避けずに拳に身を任せる事だった。
拳が俺の顔面に当たる瞬間に後ろに自ら飛びダメージを少しでも受け流す。
めちゃくちゃ痛い。鼻折れてるかもしれない。
今すぐに治癒魔法をかけたいところだが、今は空中で飛ばされている最中なので、治癒魔法を使っている事を察知された場合追撃され敗退することになってしまう。それだけは避けなければいけない。
俺は受け身をとって素早く立ち上がる。
今砂煙が舞い上がって、周囲からは俺の姿は見えていない筈だ。今すぐにお返しをしたいが我慢する。
俺は目を閉じ集中を高めていく。
次の一撃で決める為に。
「………終わりか」
俺の拳が小僧の顔面に当たった時、何か違和感を感じた。その違和感は小僧がなにかした為で、もしかしたら立ち上がってくるかもしれない。そう思ったのだが、それは無いようだ。少しの時間拳で語り合っただけの仲だが、あの小僧ならやられた後直ぐに俺に反撃してくるはずだと感じたからだ。
楽しかったが、残念だ。魔術を封じなければもう少し違う展開になったかもな。
そう思い俺は少年に背中を向けた。
砂煙が晴れ、俺が見た光景は武神が俺に背中を向けたところだった。
「ふざけんな!!」
その姿を見た俺は先程までの集中と構想を無視して、その後ろ姿に向けて即座に光魔法『光束』を放つ。
収束された光束は、俺の魔力の高ぶりを感じ避けようとした武神の右肩を貫いた。
くそっ外した。
放った瞬間そう感じた俺は間髪入れずに5本の光束を武神の退路を防ぐ為に放つ。武神もその意図がわかったのか、全力で身体強化をして一直線に飛び込んでくる。
「「うおおおおおおお」」
「真拳 正剛断撃破」
「混合魔法 混沌」
武神と俺がこの戦いに決着を着けようとお互い大技を繰り出した。
だがお互いその繰り出した技の結末を見届けぬまま姿を消すこととなった。
これ以上はもう無理か?いや、まだ……まだいける。こんな中途半端で終わらせたら怒られる!!
という訳で続きを書きたいと思います。出来る限り今日中に投稿したいと思っています。
苦しい戦いの一部脱字がありました。失礼しました。今すぐに訂正します。
コメント、リクエスト、ポイント評価よろしくお願いしまする。