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苦しい戦い

3月6日 3度目の投稿です。

予選のルール説明が1度目の投稿ですので、その話から読んでください。

「おい、あの少年は何者だ!!今すぐ調べろ」

「は、はい!」


転移石から発せられる特殊な魔力の波動を感じ取りその場所の様子を映し出す映像用魔導具から映し出されるそれは観客達を更に驚かせた。

武神と戦っている少年。彼の左腕が折れてしまったのを見て観客達は少年の負けを確信した。

しかしそれから数分経っても少年は武神相手に魔術も使わずに剣術と武術を駆使して武神と渡り合っていたのだ。

それを見た観客達はこの日何度目かわからない驚きを露わにし、そんな少年と武神の戦闘に釘づけとなっていた。

注目すらされていなかった謎の少年。武神相手に勝てるとは観客は思っていないが、本戦に残ってもっと少年の戦っている姿が見たいと思う観客は確実に増えていた。

そんな観客席に衝撃の事実が伝えられる。


「た、只今出場者データを調べたところ、今王と戦っている少年はFランク冒険者……Fランク冒険者のレイミア選手です!!」


そのアナウンスを聞いた瞬間、全ての観客や控え室にいる選手達は自らの耳を疑った。

冒険者のランクで一番下であるFランクの冒険者が数々の偉業を成し遂げ、SSランクと『武神』という二つ名を与えられた王と渡り合っているのだ。

観客の誰もが段々とヒートアップしていくその戦いに息を呑み、静かに見守った。



「お前は化け物か?」

「はぁ…はぁ…はぁ……お前が言うな!」


今まで全力を出し、剣術と武術だけで何とか凌いでいたのだがこのままでは負けてしまう。

いくら鍛えているとはいえ俺の肉体は未だ10歳。武神と比べたら体力は天と地程の差がある。それに加えて左腕の骨折、更に武神は先程から身体強化を使っている。

俺は少しでも無駄な動きを減らす為にリスクを覚悟で紙一重で躱すようにしているが、段々と躱しきれなくなり、被弾数も上がっている。それによってあちこちが痛み、動きが悪くなると悪循環に陥ってしまっていた。


くそっ……このままじゃじり貧だ。もう少しでコツが掴めるんだが、それまでに一度距離をとらなければ。


それは一瞬だった。限界も近い中戦闘中だというのに余計な事を考えて武神から集中を切らしてしまったのだ。それを見逃す武神では無い。


「呆気ない終わり方だったな」


そう言って放たれた拳は俺の顔面を捉え、俺は後方に吹き飛ばされてしまった。


まだまだ更新は続きます…………多分

では続きをお待ちください。


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