表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/106

反撃開始

力が欲しいか?


頭の中に響いたその声に対する俺の答えは1つしか無かった。


魔神が俺の頭を潰す刹那の間に俺はその質問に対して答えた。


当たり前だ!と。




「なにっ⁉︎」


俺の頭を踏み潰そうとしていた魔神の足は空を切り、地面に叩きつけられた。


その硬直した一瞬の隙を突き、俺は立ち上がって体制を立て直す。


身体中に力が漲る。まるで自分の身体じゃないみたいだ。先程やられた時のダメージも全て無くなった様だ。これなら充分戦える!


「その忌々しい魔力は…天龍か! はははははは、そうか、生きていたのか。 昔の事は水に流してやろう。 こんな面白い奴を育ててくれたお礼にな!」


魔神は先程とは比べ物にならない程のスピードで迫ってくる。だが、今の俺には見えていた。

身体強化された先程とは比べ物にならない威力で普通なら見えないスピードで殴ってくる。

先程までどれだけ手加減していたのかわかる。それと、手加減をせずに攻撃をしてくるという事は、俺の実力を認めて全力で当たらなければならないと判断した結果だ。


俺は戦闘中だと言うのににやけてしまう。


迫り来る縦横無尽に繰り出される拳を躱す。

時には防御、時には自分に被弾するのもいとまずに攻撃を仕掛けた。


魔法を使わないその肉弾戦はまさに一進一退。一歩でも引いた方の負けとでも言うような激しい攻撃の応酬が繰り広げられる。


魔神がルイスの拳を掴み腹に蹴りを入れる。だが、ただ吹き飛ばされるだけではなく、その際に掴まれていない左腕で魔神の足に肘打ちをしていた。


お互い距離をとり、相手を警戒しながら治癒魔法を使って傷を回復する。


「楽しいなぁ」


「俺は全然楽しくなんて無いけどな」


「にやけながら言うことじゃないぞ」


「ははっ、それはそうだな。 で、いつになったら全力を出すんだ?」


「そうだな、お互い小手調は止めることにしようか!」


魔神がそう言うと、魔神から凄まじい量の魔力が放出される。


いよいよ本気を出すか


俺はその光景を目の前にして改めて気を引き締めた。


遅くなりすいません。


魔神編はあと1.2話で終わると思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ